6440 JUKI 東証1部

5月11日決算発表。1-3月期は、経常益は11%減の15.4億円、15年12月期決算予想は好調で、1株配当4円→25円へ。但し、株式併合15年6月26日5円→1円となるため。

2012年11月15日の83円を安値にアベノミクス相場にサポートされて、上昇角度を(1)→(2)→(3)と大きくして上昇し、上昇トレンド(3)の中で、2014年12月24日の474円、2015年3月10日の467円とダブル天井に近い2点天井となって、3月13日の440円で売転換となり、上昇トレンド(3)を下に切りました。その後5月1日の346円まで下げてもみあい、5月14日に349円とダブル底に近い形となって反発し、5月29日に381円で買転換となっています。2015年12月期決算は期待できるところから信用買い残が大きく膨らんでおり、当面の上値は限定的と考えられます。短期のリバウンド狙いとなるでしょう。

JUKI

 

5801 古河電気工業 東証1部

5月11日に決算発表。2015年3月期は予想通りの着地。2016年3月期は増収・大幅増益未通り。配当増額の公算大。

2012年11月9日の141円を安値にアベノミクス相場のスタートにサポートされ、2013年5月22日の326円まで上昇しました。ここをピークに8月22日の194円まで下げて反発となるものの、2014年1月21日の290円が戻り高値となって下降トレンド(B)を形成しました。この中で、10月28日の177円を安値にゆるやかな上値・下値を切り上げるボックス相場(D)となり、今年の1月21日の185円を安値にボックス相場(D)を上放れ、2月26日に216円まで上昇すると再びゆるやかな右肩上がりのボックス相場(E)となって上放れし、5月22日に247円まで上昇しています。このまま上昇すれば2013年5月22日の326円からの下降トレンド(C)の250円台にあたるので上値は重くなるかもしれません。多少もみあえば一段高が期待できることが考えられます。

古河電気工業

 

5008 東亜石油 東証1部

4月30日決算発表。※業績変化率の高さに注目

2015年12月期通期連続業績予想

・営業利益19.4億円(前期比△76.8%)

・経常利益17.1億円(前期比△140.9%)

・当期純利益10.7億円(前期比△294.9%)

 

中長期のチャートでみると、2011年3月11日の東日本大震災直後の3月15日に64円の大底をつけて上昇トレンド(A)を形成しています。この中で、2012年11月8日の90円を安値にアベノミクス相場にサポートされて上昇スタートとなり、2013年9月13日の111円を買転換にして急騰、11月29日には270円まで上昇しました。しかし、ここをピークに買われ過ぎとなって急落し、2014年2月4日の130円まで下落、その後3月10日の203円まで自律反発した後は三角保ち合い(B)に入りました。この中の煮詰まったところで10月14日の144円、今年の4月10日の147円を2点底にして5月27日に169円で買転換・上放れの形となっています。

東亜石油

 

6390 加藤製作所 東証1部

2015年3月期増収増益で着地。2016年3月期も増収増益見通し。

2012年11月14日の200円を安値にアベノミクス相場にサポートされ、中期の上昇トレンド(A)を形成しています。この中で、2013年10月30日の702円の高値をつけたあと短期の下降トレンド(B)となりましたが、2014年3月27日の492円の安値をつけ、ここから角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行し、12月15日の1,063円まで上昇しました。高値圏でもみあって10月29日の1,025円を2番天井にして今年の1月6日に960円で売転換となり、上昇トレンド(C)を切って2月13日の745円まで下落しました。その後3月23日の858円まで反発するものの、戻り売りに押されて安値を更新し、5月19日には727円まで下落しました。業績は好調ですので、ここの下げは昨年12月15日の信用の高値期日接近による売りだと思われます。最後の投げが出ると理想的です。

加藤製作所

 

4064 日本カーバイド工業 東証1部

5月13日の決算発表では、2015年3月期は1-3月期の経常利益が19%の5.2億円となり、赤字転換。しかし、2016年3月期は増収増益ですぐに黒字転換。

2013年7月8日の794円をピークに急落し、本格調整へ。9月2日の277円まで下落したあと9月19日の428円まで反発するが、ここから下向きの先細三角形(A)の下げとなりました。この中の煮詰まったところで、2014年5月12日の196円で底打ちとなって先細三角形(A)を上放れし、6月17日の311円までは反発しました。ここから、196円を安値とし311円を高値とする三角保ち合い(B)を形成。この煮詰まったところで今年の2月19日の240円で買転換となり、もみあいとなって三角保ち合い(B)を抜け出ています。下値を切り上げるもみあいとなっていますが、上放れるには信用買い残が大きいことを考えると、出来高の増加待ちとなると思われます。

日本カーバイド工業