5801 古河電気工業 東証1部

2012年11月9日の141円で底打ちとなり、アベノミクス相場にサポートされて2013年5月22日の326円まで上昇しました。チャートの形は141円を安値とし、326円を高値とする大きな三角保ち合い(A)を形成しています。この中で、2014年1月21日の290円の戻り高値から短期の下降トレンド(B)となりましたが、10月28日の177円、今年の1月21日の185円を2点底にして、2月5日に205円で買転換となって短期の下降トレンド(B)を上に抜きました。ここから緩やかな上昇トレンド(C)となっていましたが、4月24日に223円で上放れの形となっています。まずは、大きな三角保ち合い(A)の中で、上限を試す動きが想定されます。

古河電気工業

 

7984 コクヨ 東証1部

中長期のトレンド分析では、東日本大震災直後の2011年3月15日の506円を底値に、直角三角形の保ち合い(A)を大底圏で形成し、上放れとなった後、12年11月13日の598円の押し目からアベノミクス相場がスタートし、2013年5月8日の810円まで上昇後、三角保ち合い(B)へ移行しました。この中で2014年3月20日の659円を安値に上放れとなり、7月11日の924円の高値をつけて10月17日の779円まで押し目を入れ、上昇トレンド(C)を形成して大幅上昇となりました。今年の3月7日の1,191円、4月22日の1,216円と2点天井となって、4月27日に1,095円で短期の売転換となっています。4月24日の決算で前回予想と変わらなかったことで失望売りとなっていますが、大きな調整があれば買い有利と考えられます。

コクヨ

 

7971 東リ 東証1部

4月23日決算発表。2015年3月期業績上方修正と同時に2円の復配発表。1株益31円、1株純資産430円で割安感あり。

長期的なチャートをみると、2007年2月27日の376円の高値からの下降トレンド(A)の中で、2008年10月16日の126円で1番底。ここから2009年7月24日の221円まで上昇後、2010年10月21日の121円まで下げて2番底となり、三角保ち合い(B)となりました。この中の煮詰まったところで2012年10月30日の150円を安値に上放れとなり、上向きの三角保ち合い(C)となっていました。この三角保ち合いの中で、2014年10月16日の200円を安値に反発となって今年の2月19日に258円で上放れとなり、4月23日の決算で上方修正を受けて一段高となっています。上方修正を完全には織り込んでおらず、押し目買いの形です。

東リ

 

7994 岡村製作所 東証1部

中期的なチャートの動きをみると、2013年6月7日の560円を安値として、2014年1月20日の919円まで上昇し、ここをピークに戻りは900円台でアタマを押さえられ、下値は2014年2月5日の778円、4月14日の752円、10月17日の721円と順下げの3点底の形となっていました。しかし、10月17日の721円を安値に反発し、今年の1月28日の880円まで上昇して、2月4日の794円まで押し目を入れた後上昇となり、3月24日に938円となって終値で2014年1月20日の919円を突破し、4月2日の973円まで上昇しました。好決算期待からの上昇と思われますが、決算が期待通りであれば、押し目買いは有利と思われます。

岡村製作所

 

4613 関西ペイント 東証1部

2012年1月14日の806円を安値にアベノミクス相場がスタートし、2013年5月17日の1,481円までで上昇。ここから8月21日の1,100円まで押し目を入れ、下値を切り上げながら大きな上昇となっています。特に2014年10月17日の1,412円の安値をつけた後は、急角度の上昇となって今年の3月17日に2,382円まで上昇しました。但し、上値の上昇角度が下値の上昇角度より小さい上向きの先細三角形となっており、3月17日の2,382円で目先は材料を織り込んで3月26日の2,206円で売転換となって、4月20日の2,054円まで下げました。決算発表前のため、調整が完了したのかどうかわかりませんので、基本は決算発表待ちとなります。4月20日の安値2,054円は10月17日の1,412円から3月17日の2,382円までの上昇幅の1/3押し(2,057円)水準ですので、ここから反発している形となっています。

関西ペイント