6366 千代田化工建設 東証1部

2012年10月26日の1,309円を高値とし、2013年4月16日の412円を安値とする下値を切り上げる直角三角形の保ち合い(A)を形成。この煮詰まりある中で、2013年10月1日の1,092円を安値に11月13日に1,264円で買転換となって上放れし、今年の1月15日の1,669円まで上昇しました。ここから2015年の下方修正を受けて下降トレンド(B)入りとなり、この下方修正を織り込む形で5月20日の1,156円、8月13日の1,093円、9月17日の1,153円と3点底を作って、9月25日の1,241円で買転換となりました。3点底が確定するのは6月23日の1,273円を終値で抜けたときとなりますが、25日移動平均線、75日移動平均線を上回って反発してきています。

千代田化工建設

 

6962 大真空 東証1部

2013年7月16日に大証1部から東証1部へ移行し、この日の496円を高値に10月8日の352円までの大幅下落となりました。ここから今年の1月21日の487円まで戻るものの、2015年の下方修正を受けて下降トレンド(A)を形成しました。この中で、5月21日の358円、8月11日の356円とダブル底に近い2点底をつけて反発し、9月29日に397円で買転換出現となりました。6月27日の408円を終値で上に抜けるとダブル底が確定し、一段高が期待できるところとなるでしょう。

大真空

 

8091 ニチモウ 東証1部

2011年11月24日の131円を安値に11月29日に143円で買転換出現となって急騰し、2012年4月26日の289円の高値をつけました。しかし、買われ過ぎからの急反落となり、「行って来い」となって全値押しに近い6月4日の146円まで下げました。ここで三角保ち合い(A)を形成した後上放れとなって、2013年5月9日に232円まで戻すものの、調整入りとなって下向きの三角保ち合い(B)を形成していました。この中で、今年の5月21日の157円を安値に反発となり、9月18日に202円の長い上ヒゲを出していましたが、9月25日に191円で買転換となって上ヒゲを埋める動きとなっています。

ニチモウ

 

3946 トーモク 東証1部

今期4-6月期は消費税の増税から想定より収益悪化するが、通期ではやや縮小ながら営業増益予想。

2011年3月7日の278円を高値とし、3月15日の160円(終値180円)を安値とする三角保ち合い(A)を形成し、その煮詰まったところで2012年11月15日の218円を安値として11月2日に230円で買転換が出現、上放れとなって2012年5月21日の340円まで上昇となりました。ここから8月28日の275円まで押し目を入れて再上昇となり、今年の1月6日には368円と昨年来高値を更新しました。その後4月の消費増税による業績下方修正を受けて5月21日の252円まで下落した後は反発に転じ、9月25日に308円で2度目の買転換出現となっています。上昇には出来高の増加待ちとなります。

トーモク

 

9107 川崎汽船 東証1部

8月14日付けでUBS証券が「買い」に格上げし、目標株価を280円に増額。北米コンテナ船運賃の上昇による業績上振れ期待を評価。

2012年9月6日の90円を安値に三角保ち合い(A)を形成し、この中で11月15日の96円を安値にアベノミクス相場がスタート、12月14日の115円の買転換出現の後急騰となって2013年5月23日の259円まで上昇しました。ここから6月7日の172円まで押し目を入れて再上昇となり、今年の1月20日には279円で昨年来高値更新となりました。ここを当面のピークに調整入りとなり、4月28日の202円まで下げて緩やかな上昇トレンド(C)を形成していましたが、8月8日の208円を安値に、8月14日付けのUBS証券の「買い」への格上げを受けて9月9日の265円まで上昇し、押し目を形成しているところと思われます。

川崎汽船