6113 アマダ 東証1部

5月15日後場に株主還元の強化を発表。この報道を受けて買い物を集め急騰。

8月6日決算発表で、2014年4-6月期の連結決算は純利益が前年同期比5倍、営業損益は前年同期の3億の赤字から14億円の黒字へ転換。

2012年10月10日の332円を安値に11月15日に425円で買転換が出現し、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で、今年1月8日には961円の高値をつけて当面のピークとなり、短期の下降トレンド(B)へ移行し、上昇トレンド(A)を下に切りました。3月27日に672円まで下げてもみあいとなり、4月11日の683円で2点底の形となりましたが、4月15日の725円を安値に反発となり、5月7日に736円の押し目の後は5月15日の後場に株主還元の強化を発表したことで833円で買転換となり、6月18日の1,143円までの大幅上昇となりました。買われ過ぎからの調整と日経平均の下落につれ安しており、大きく下げたところはリバウンド狙いの買いのタイミングと考えられます。

アマダ

 

7995 日本バルカー工業 東証1部

7月30日の決算発表では、増収・増益予想変わらず。

中長期のチャートをみると、2009年11月27日の147円の安値を下値に、(1)→(2)→(3)とトレンドを切り上げる形となっています。現在は、2012年11月13日の201円を安値とするアベノミクス相場にサポートされた上昇トレンド(3)となっています。この上昇トレンド(3)の中で、7月29日に空気マグネシウム電池の発色能力を3倍に高める正極材を開発したとの材料で一時365円まで急騰し、その反動で下落となっています。押し目買いの形と考えられます。

日本バルカー工業

 

6947 図研 東証1部

8月4日の決算発表では、5月7日の予想と変わらず好調持続。

2012年11月14日の481円からの上昇トレンド(A)の中にあります。この2012年11月14日の481円を安値にアベノミクス相場にサポートされて、2013年7月12日には1,100円まで上昇しました。ここで当面の好業績を織り込んで調整入りとなり下降トレンド(B)を形成していましたが、12月25日の757円の安値をつけて、今年の1月20日の924円まで反発後は直角三角形の保ち合いの形となり、この煮詰まってきたところで、3月4日の765円、4月15日の764円とダブル底をつけ、反発に転じたところで5月7日の好決算を受けて再上昇となり、7月7日に1,109円の高値更新となりました。ここから押し目を入れているところで日経平均の急落につれ安し、8月5日には888円まで下落しました。この水準は売られ過ぎと考えられます。

図研

 

6369 トーヨーカネツ 東証1部

8月8日決算発表。今期の業績見通しは減益見通しのままだが、5月13日の時点よりやや改善。シェールガス関連事業が進展する見通し。

安値圏での三角保ち合い(A)の中で、煮詰まってきたところで2012年10月10日の147円を安値に反発となり、11月7日の177円で買転換の後、中旬からのアベノミクス相場のスタートに支えられて急騰、2013年3月12日の426円まで約5カ月間で約3倍化しました。5月20日に404円と3月12日の426円に対する2番天井をつけて6月27日の227円まで下落し、今年の1月20日の331円まで戻した後は再下落となって5月12日の237円まで下げましたが、6月27日の227円を切らずに反発し、6月2日に258円で買転換となっています。

トーヨーカネツ

 

3865 北越紀州製紙 東証1部

8月12日の決算発表では、増収・増益の見通し。

2012年7月25日の339円、10月10日の344円と2点底をつけ、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされるものの、大きな上下動を繰り返し、下値を緩やかに切り上げる上昇トレンド(A)となっています。この中で、今年の2月17日に401円といったん上昇トレンド(A)を切る場面がありましたが、すぐに反発となって3月28日には527円まで上昇しました。その後、5月22日の507円を戻り天井にして短期の下降トレンド(C)を形成していましたが、8月6日の434円まで下げて反発となり、8月14日に463円で買転換となりました。アベノミクスのテーマから外れているため人気が少ないですが、業績相場の流れになると買われてくることになると思われます。

北越紀州製紙