5423 東京製鐵 東証1部

4月18日の決算発表では、2014年3月期は黒字転換達成。2015年3月期の連結営業利益は3.3倍の80億に拡大する見通しも。市場予想の90億超を下回ったことで発表後失望売り。

2012年10月10日の238円の安値から11月15日の272円で買転換となり、アベノミクス相場にサポートされて2013年2月7日の541円まで上昇。ここから6月27日の303円まで調整後、業績上方修正期待から急騰し、9月10日の657円の高値をつけました。その後657円の高値からの下降トレンド(B)の中で、今年の2月17日の457円、5月21日の468円の2点底となり6月5日の504円で買転換となっています。チャートの形としては高値圏で直角三角形の保ち合いとなっており、上限(550円近辺)を試すことが期待されます。

東京製鐵

 

5269 日本コンクリート工業 東証1部

5月15日の決算発表では、2014年1-3月期は経常益は81%増の4.8億となっており、通期で18%の増益。2015年3月期も増収・増益が予想されている。

中長期トレンドでは、2011年9月26日の155円を安値に(1)→(2)→(3)と下値を切り上げる上昇トレンドを形成し、2013年6月7日の240円を安値に業績上方修正で急騰となり、10月30日の613円の高値をつけました。この高値圏で三角保ち合いとなった後、下放れとなり、現在下降トレンド(A)の中にあります。この中で、今年の4月11日に348円で底打ちとなり、短期の上昇トレンド(B)へ移行、5月15日の384円を安値に6月4日の463円まで上昇したところで下降トレンド(A)にアタマを押さえられ、いったん押し目形成となっています。5月23日の338円近辺で既にゴールデンクロスしており、戻りを試す形になっていると考えられます。

日本コンクリート工業

 

4061 電気化学工業 東証1部

5月9日の決算発表では、15年3月期の連結経常利益は14%増の235億円と連続2ケタ増益へ。1.72%の自社株買いと3.31%の自社株消却も発表。

2011年5月12日の457円の高値からの調整で2012年10月3日の223円で底打ちとなり、11月16日の263円で買転換が出現、アベノミクス相場にサポートされて2013年5月15日の409円まで上昇しました。ここから6月7日の300円まで調整後、再上昇となって12月2日には444円の高値をつけました。ここをピークに好材料織り込み済みとなって調整入りとなり、下降トレンド(B)を形成しています。3月25日の333円まで下落した後は、ザラ場では5月7日の337円、5月12日の343円と順上げの3点底となりました。終値ベースではボックス相場(C)となって上放れし、5月13日に361円で買転換となりましたが、目先は下降トレンド(B)の上値斜線にアタマを押さえられています。業績からみると、下降トレンド(B)を抜けるのを待つことになります。ゴールデンクロスも接近してきています。

電気化学工業

 

7238 曙ブレーキ工業 東証1部

5月7日の決算発表では、前期に続き増収・増益予想。

2012年3月29日の483円の高値からの下降トレンド(A)の中で、7月25日の307円、10月11日の311円と2点底をつけて10月22日に347円で買転換となりました。その後11月中旬スタートのアベノミクス相場にサポートされて2013年2月4日の494円まで上昇後、4月4日の385円まで押し目を入れて5月23日の582円まで上昇し、その後は三角保ち合い(B)となりました。その煮詰まったところでもみあい、2014年3月17日の443円を安値に上放れとなり、5月8日に542円まで上昇して押し目を形成しています。

曙ブレーキ工業

 

7231 トピー工業 東証1部

5月9日の決算発表では、2014年3月期通期は28%の減益だか、1-3月期の経常益は2.6倍の16.3億円。2015年は増収・増益予想で配当も2円から4円に回復。

2012年4月4日の273円の高値から大幅調整となり、10月11日の142円で底打ちとなりました。安値圏でもみあっていましたが、11月13日の149円を安値にアベノミクス相場がスタートし、11月15日に162円で買転換となって急騰、2013年5月22日の256円まで上昇しました。その後円安一服となったことで、273円を高値の基点、142円を安値の基点とする大きな三角保ち合い(A)を形成しています。この中で、今年の2月4日に165円の安値をつけて173~183円のボックス相場となった後、上放れとなって6月9日に191円で買転換となっています。大きな三角保ち合い(A)の下限を試した後、上限を試す形となっています。5月20日にゴールデンクロスになっており、徐々に戻りを試す可能性が高いと思われます。

トピー工業