10年通期に約40%の増益見通し、銅の売上構成比が上昇へ
現地コード | 銘柄名 | 株価 | 情報種類 |
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02899 | 紫金鉱業集団股フン有限公司(ズージン・マイニング・グループ) |
6.07 HKD (03/22現在) |
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紫金鉱業集団は3月30日に2010年12月本決算を発表する。経営陣はすでに同期純利益が前年比30-40%増の46億-50億元となる見通しを明らかにしており、サプライズは予想されていない。同社株は年初からH株指数を17%アンダーパフォームしたが、これは自社鉱山で発生した廃水流出事故に伴う各種訴訟など、同社に対する法的措置をめぐって警戒感が続いていることが理由。BOCIは様子見姿勢をとっている投資家に対し、同社経営陣が将来を見据えた戦略の方向性を示すとともに、訴訟に絡む情報を開示することが求められるとの見方だ。ただ、同時に金価格、銅価格の高騰に言及し、11年予想PERが10.6倍の水準にある現在株価は、長期投資家にとって魅力があると指摘。同社株価の先行きに対して強気の見方を継続している。
BOCIによると、10年通期の売上高、純利益は、それぞれ前年比45%増の292億元、同39%増の49億5000万元に達する見込み。粗利益率は前年を0.8ポイント上回る33%に改善し、営業利益率、純利益率はそれぞれ23%、17%の水準を維持すると予想されている。
BOCIは銅精鉱の生産量拡大や平均販売価格の上昇を見込み、銅の売上構成比が前年の12%から22%へ大幅に上向くとみている。一方、金の売上構成比は福建省紫金山および貴州省水銀洞での生産量減少を受け、前年の76%から67%に低下する見通しという。
BOCIはこのほか、同業他社と同様に、同社が生産コストの上昇圧力に直面するとの見方を示している。
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