10年12月本決算の予想増益率は53%、受注好調で成長持続へ
現地コード | 銘柄名 | 株価 | 情報種類 |
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03311 | 中国建築国際(チャイナ・ステート・コンストラクション) |
7.64 HKD (03/14現在) |
株価 企業情報 チャート |
中国建築国際は3月18日に2010年12月本決算を発表する。BOCIは純利益を前年比53%増の9億4000万HKドルと予想し、市場コンセンサスに沿った水準になるとの見方だ。年初からこれまでの受注残高や新規受注の力強さから判断し、事業の成長が持続すると予測。投資判断を強気の見方に据え置いた。
BOCIは、同社の11年2月時点の受注残高が前年比41.6%増の392億6000万HKドルに上り、11年予想売上高の2.1倍の水準に達したと指摘。こうした要因を念頭に10-12年の予想平均増益率を43%に設定した。
中国建築国際のインフラ事業投資の収入は10年度に20億HKドルに達し、09年の8300万HKドルから急増する見込み。BOCIは、インフラ事業投資からの貢献が増え、今後数年にわたり粗利益が継続的に増加すると予想している。
また、中国建築国際は10年に2件の保障性住宅プロジェクトを受注した。11年は1-2月に受注した2件の事業(総契約額20億HKドル)のほかに、天津市や重慶市で3-4件を受注する見通し。平均契約額は14億HKドルに達するとみられる。また、香港政府は11年度予算案で、580億HKドルを超える予算をインフレ整備に充てる方針を示しており、同社にとって追い風になると予想される。
同社は11年1-2月に前年比349.3%増の64億7000万HKドル相当の新規案件を受注した。2月は旧正月の影響で前年同月比2%減の11億6000万HKドルにとどまったが、1-2月の新規受注額はBOCIの通年予想の23%に達している。
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