環境セクターの先駆者、プロジェクト獲得能力の向上を評価
現地コード | 銘柄名 | 株価 | 情報種類 |
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00257 | 中国光大国際(チャイナエバーブライト・インターナショナル) |
3.93 HKD (01/21現在) |
株価 企業情報 チャート |
中国光大国際のプロジェクト獲得能力がこれまで以上に向上している。最新のリポートによれば、総額54億元の水道および水処理プロジェクトを運営しているだけでなく、52億元相当のその他プロジェクトの建設が進行中で、さらに準備段階のプロジェクトが控えている。また、江蘇省、山東省から広東省、安徽省、山西省まで、同社プロジェクトは地理的な広がりをみせている。中国政府は「第12次5カ年計画」(2011-15年)の下、環境分野の新規投資を大幅に拡大させる方針。この分野の先駆者で、規模の面でも優位にある同社は真正面から政策の恩恵を受ける可能性が高い。BOCIは同社のプロジェクト建設が2011年にピークを迎える見通しを示した上で、2010-12年の利益成長率が年率32%に達すると見通しを示している。
同社はまた、バイオマス(生物資源)分野への進出を開始し、総投資額13億元に上る4つのプロジェクトを獲得した。中国では昨年7月、バイオマス発電所からの電力買取価格が1キロワット時(kWh)当たり0.75元に固定されており、同社のバイオマス分野への参入はタイムリーな動きとなった。BOCIは2011年の予想EPSを3.4%上方修正する一方、新規プロジェクトへの投資と利上げを見込み、2012年の予想EPSを2.1%下方修正。両年の予想EPSを、市場コンセンサスを12%、3%上回る水準に設定した。また、「第12次5カ年計画」期間中の投資額が82億元に上ると予測した上で(うち41億元分をすでに獲得済み)、目標株価を上方修正。株価の先行きに対して強気の見方を継続し、同社を環境セクターのトップピックとしている。
BOCIによると、2011-12年には総額47億元相当のプロジェクトが着工し、建設中のプロジェクトがかつてないほど増える見通しという。同社は過去3カ月間だけで、実に15億3000万元を上回る新規プロジェクトを獲得した。
一方、同社のリスク要因は保有プロジェクトの収益率が低水準にとどまる可能性。BOCIはこれがROE(株主資本利益率)の希薄化につながる可能性に言及している。
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