1月18日 
業界発展に向けて離陸間近、新5カ年計画下でガイドライン策定へ

BOCIは1月13-14日、北京でハイエンド設備製造に関するコンファレンスを開催したが、これに伴い航空専門家を招き、中国の一般航空セクター(ゼネラル・アビエーション:民間航空および軍事航空を除く航空活動)の発展の方向性や政策環境についてのリサーチを実施した。

中国の一般航空セクターは過去10年間にわたって急成長を遂げ、市場規模は大きく拡大したが、それでも国内経済全体や民間航空セクターの成長率を大幅に下回るペースにとどまっている。

ただ、中国政府はハイエンド設備製造セクターの振興支援策を打ち出しており、今後はこれが一般航空セクターの成長に寄与する見通しとなった。BOCIは中国の一般航空セクターを世界レベルに押し上げるためには、政策的な振興支援がカギになると指摘。同セクターが離陸に向けた準備段階に入ったとの見方を示している。

また、中国民用航空局(CAAC)は第12次5カ年計画(2011-15年)の下、一般航空業界の発展に向けて具体的なガイドラインを策定する見通しだ。専門家や技術者育成、航空機配置、メンテナンス基準の構築、空港建設、緊急対応システムの構築、燃料施設の配置など、各種の指針が盛り込まれる見込み。これにより、一般航空業界の安定的かつ協調的な産業発展を目指す方針とされている。

BOCIによると、一般航空セクターへの投資においては、オフショア石油サービス、航空ライセンス訓練、基本支援システム(メンテナンス、トレーニング、FBO=運航支援事業者など)に代表される従来型分野が最も有力。ただ、このほかに二次的分野においても、すでにいくつかの投資テーマが浮上しているという。

BOCIは同セクターの注目銘柄として、深セン市場に上場する以下の2銘柄に言及している。うち一つは中信海洋直升機(000099)。同社は中国最大のオフショア石油サービス・プロバイダーであり、先進型のヘリコプター部隊を保有。また、農林分野の航空サービスやメンテナンス、航空訓練を含む各種サービスを手がける。

もう1社は四川海特高新技術(002023)であり、同社は機内搭載型の航空電子工学機器のメンテナンス事業者としては国内最大。サービス内容は多岐にわたり、幅広い顧客を持つ。また、同社はワンストップ型の航空機メンテナンスビジネスの開発を進める一方、航空技術の研究開発や訓練、航空機供給およびリースサービスにも従事している。