CDMA版iPhoneを投入か、ARPU上昇に伴う収益力向上に期待
現地コード | 銘柄名 | 株価 | 情報種類 |
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00728 | 中国電信(チャイナ・テレコム) |
4.14 HKD (01/10現在) |
株価 企業情報 チャート |
『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙の報道によると、米国の通信キャリア、ベライゾン・ワイヤレスは1月11日、ニューヨーク市でCDMA方式に対応するiPhoneを発表する見通しとなった。BOCIはこれを受け、中国国内でCDMAネットワークを展開するチャイナ・テレコムを、2011年に向けた中国通信銘柄のトップピックとする方針を改めて確認。iPhone、iPad2、さらに低価格のアンドロイド型スマートフォンを含めた同社の端末供給の改善を見込み、ARPU(加入者1人当たり月額収入)の伸びが収益力向上につながる見通しを示した。
CDMA型iPhoneおよびiPadの登場がチャイナ・テレコムの収益性向上につながると理由として、BOCIは以下の点を指摘している。
iPhoneユーザーのARPUは通常200元を超える水準にあり、現在の同社新規加入者のARPUを大幅に上回る。ちなみにBOCIは現時点で、同社の11年通期のARPUを28-37元と予測している。
同社は国内唯一のCDMA方式のキャリア。また、CDMA方式のキャリアとして世界最大手であり、10年第1四半期までの1年間の加入者純増数に占める世界シェアは46%に達した。米アップルにとってもチャイナ・テレコム参入の重要性は高く、iPhoneの取り扱いに当たって有利な条件を引き出せる可能性が高い。
CDMA版iPhoneは、競合のチャイナ・ユニコム(00762)およびチャイナ・モバイル(00941)のネットワークに適応するWCDMA版に比べ、ユーザー体験の面で優位にある。チャイナ・テレコムの国内17省における3Gネットワークはカバーエリア、クオリティーの両面で国内ナンバーワンの座にあり、ハイエンドのデータユーザーを取り込める可能性が高い。
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