貸出残高の伸びを踏まえ、11-12年予想利益を上昇修正
現地コード | 銘柄名 | 株価 | 情報種類 |
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00011 | 恒生銀行(ハンセン銀行) |
132.00 HKD (01/06現在) |
株価 企業情報 チャート |
BOCIは恒生銀行の貸出の伸びを踏まえ、2011-12年予想利益をそれぞれ4%、7%引き上げた。修正後の利益はコンセンサスをそれぞれ6%、11%上回る水準。同行の貸出残高は業界全体と同様に大幅な成長を維持している。BOCIは同行の好調な業績見通しが上値余地を拡大させるとみて、株価の先行きを強気の見方に据え置いている。
BOCIは先ごろ恒生銀行の経営陣と懇談し、業績見通しに好印象を得た。同行によると、10年1-11月の貸出は前年同期比で約26%増加した。通年の伸び率は過去10年間で最高に達することが確実視されている。また、これにより11年度は純金利収入の増加が見込まれるほか、安全な貸出資産の拡大で不良債権比率も減少傾向にある。同社によると、10年下期の預貸利ざや(NIM)は前期と同様。ただ、最近のイールド・カーブの上昇と貸出残高の増加により11-12年度は若干の利ざや改善が期待できるとBOCIはみている。同行のオフショア人民元預金の市場シェアは、香港市場における預金シェアと一致していると言われている。
BOCIは恒生銀行の貸出の伸び率について、10年は22%から25%に、11年は10%から15%に、12年は8%から12%にそれぞれ上方修正した。12年の予想ROEは 24.6%。11-12年のEPS成長率をそれぞれ20%、18%と予想しており、業績改善による株価の上値余地拡大を見込んでいる。
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