石炭高騰見通しで予想利益を下方修正、ディフェンシブ性や高リターンを評価
現地コード | 銘柄名 | 株価 | 情報種類 |
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00836 | 華潤電力控股(チャイナリソーシス・パワー) |
14.76 HKD (11/15現在) |
株価 企業情報 チャート |
BOCIは本土系電力銘柄の事業環境が厳しさを増していることに言及しながらも、電力セクターのカバー銘柄の中では、華潤電力控股のディフェンシブ性が最も強いとみている。さらにリターンの面でセクター平均値を上回り、さらに石炭価格の上昇や追加利上げの可能性など、潜在的な利益圧迫要因に対する抵抗力も強いと前向きに評価。同社の目標株価を引き下げる半面、株価の先行きに対する強気見通しを維持した。
BOCIは石炭調達コストが従来予想以上に膨らむ見通しを受け、2010年、11年の予想純利益をそれぞれ9.1%、6.4%下方修正した。新たに設定した予想値はそれぞれ55億HKドル、66億HKドル。
現在株価の2011年予想PBR(株価純資産倍率)は1.4倍。BOCIは2011年の予想ROAE(平均株主資本利益率)が14.3%と、セクター平均値9.3%を上回る点を指摘している。
また、同社の純負債比率は同業銘柄の中で最も低い水準にある。BOCIによれば、純負債比率が25ベーシスポイント上昇するごとに、同社の11年予想EPSは2.6%低下する見込み。ただ、BOCIは同社の純負債比率が11年に144.8%へ、小幅の上昇にとどまるとみている(10年予想は133.0%)。 一方、同社にとってのリスク要因は、中国政府当局による電気料金値上げの先送りと石炭スポット価格の急騰。BOCIは冬場の石炭需要が予想を上回る可能性を指摘している。
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