円ロングは、5週連続で増加中。
IMMポジション推移
円:
CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による8月30日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネットロング枚数は、前週比5.5%増加して63,661枚になりました。円ロングポジションは5週連続で増えています。
この週は、イエレン議長のジャクソンホールでの講演を含んでいます。ジャクソンホールのイエレン議長は利上げに意欲を示し、それをフォローアップするようにフィッシャー・FRB副議長は、8月雇用統計が利上げの重要な判断材料なると語りました。ドル円は、100円ちょうど近辺を安値にして、8月30日には103円台半ばまで円安が進みました。
しかし、IMMでは円ロングの枚数が増えています。この時点では、9月利上げに懐疑的な見方がまだ多く、円安になったところは円の買い持ち(ドルショート)をつくるチャンスと考えているのかもしれません。次週、雇用統計が出た後のIMMのポジション変化に注目したいと思います。
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