ドル円上昇で、円ロングポジションをトリミング。
IMMポジション推移
円ポジション: 円ロングは前週比約11%減少
CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による7月26日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネットロング枚数は、前週比11.2%減少して34,958枚になりました。ロングポジションは3週連続の縮小です。
内訳をみると、円買い越し(円ロング)枚数が前週比約7.2%減の一方、円売り越し(円ショート)枚数も約3.4%減となっています。
この週の円安がさらに進みました。政府の経済対策と日銀の新たな金融緩和に対する期待に胸をふくらませて、21日には107.49円まで上昇、7月の高値をつけました。
しかし、その後黒田総裁がヘリコプターマネーを否定したために105円台半ばまで急反落。もともとアベノミクス再始動という思いこみだけで浮上していた相場だけに、頭を冷やして冷静になる必要があったようです。
とはいえ、一時的にせよドル円が英国民投票直前の高値(106.87円)も超えたことは、英国のEU離脱ショックを克服したとも解釈できます。セーフヘブン的な円買い圧力が低下するなか、IMMでは円ロングの解消が継続しました。
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