ネット円ロングは前週比25%減
IMMポジション推移
円ポジション:
CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による7月12日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネットロング枚数は、前週比25.2%減少して47,545枚になりました。
内訳をみると、円買い越し(円ロング)枚数が約1.9%減の一方、円売り越し(円ショート)枚数は約25.2%と大きく増えています。円ロング・ポジションの買戻しというより、新規の円ショート・ポジションが急増したことが、ネットでロング枚数が減った理由のようです。
6月米雇用統計は強かったにもかかわらず、発表後のドル円は一時99.92円まで下落。上値の重さを改めて確認してマーケットが円高見通しをさらに強めていたところ、翌週の相場は、一転して円安一色になりました。
週末の参議院選で、自公で過半数の議席を獲得して勝利した安倍首相は、「総合的かつ大胆な経済対策を実施」することを約束。これをきっかけとしてセンチメントが変わり、ドル円は2日間で一気に5円近く上昇することになりました。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。