意外?ポンドショート減る
IMMポジション推移
ユーロ:動きなし
ユーロのネットショート枚数は、前週比1.0%増加して61,934枚になりました。
英国民投票前後のポジションに大きな動きはありませんでした。今はまだ様子見のようです。
豪ドル:ショート急減
豪ドルのネットショート枚数は、前週比72.3%減少して1,952枚になりました。5月31日にポジションがショートに切り替わって以来、枚数が最も少なくなっています。
金利的に優位な位置にある豪ドルが評価されて、ロングが増えていると考えられます。
英EU離脱が引き起こす今後の経済的混乱を懸念して、英国や欧州の金利先安観が強まっています。米利上げも先送りになる気配が濃厚です。一方、豪は当面利下げしないと見られているため、相対的に豪ドルが評価されたようです。
ポンド:ショート縮小
ポンドのネットショート枚数は、前週比17.8%減少して、42,711枚になりました。
英国民投票で離脱派が勝利したことで、ポンドは12%も急落しました。ポンドの1日の下げ幅としては史上最大となります。しかし、スポット市場の動きとは反対に、IMMのショート枚数は縮小しました。IMMはショートの買戻しを優先したようです。
もっとも、ポンドが底値をつけたと考えているわけではありません。今は、スポット市場が乱高下している最中に新たなポジションをつくる危険を冒さず、新規のショートをつくるレベルを見極めようとしている状態だと考えます。
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