円ロングは増加も・・・

IMMポジション推移

070501

円:

CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による6月28日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネットロング枚数は、前週比14.3%増加して59,750枚になりました。

これが英国民投票後の円の最新レポートになります。
円のポジションを見るとやはりロング枚数は増加していますが、思ったほどの大幅増加にはなっていません。

ドル円は一時99円割れまで急落したものの、100円割れが定着することなく、すぐに102円台まで回復しました。新規積立てよりも、まずは利食いの買戻しを優先させたことが考えられます。

英国民投票は東京時間6月24日午前6時に締め切られ、午前8時頃から地区ごとに開票結果の発表が始まりました。残留派有利の予想をくつがえし離脱派の勝利がほぼ確実になると、ポンドと共にドル円も急落、105円台から一気に2013年11月以来となる99円割れまで円高が進みました。英国のEU離脱が決まったショックで、乱高下の相場となりましたが、次第に相場が落ち着くにつれて、ドル円もその日のうちに102円台まで回復しています。

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