ユーロのショート枚数は7割増し。
IMMポジション推移
ユーロ:
ユーロのネットショート枚数は、前週比78.2%増加して67,112枚になりました。
ECBは6月の会合で、政策金利の据え置きを決定しました。もっとも、これは予想通りで、市場の関心は、同時に公表されるECBスタッフのマクロ経済予想にありました。原油価格が上昇していることから、前向きな見通しを期待していたのですが、インフレ予想は、2016年を0.1ポイント引き上げたにとどまり、2017、18年は変更なし。あまりにも控えめな見通しに、ECB追加緩和がまだ不十分であるとの見方も出始めました。
また、英国のEU離脱は、欧州経済にとってもマイナスであるとの予測からのユーロの先安観が強まりました。
豪ドル:
前週16週間ぶりにロングからショートへとポジションが転換した豪ドルは、ネットショート枚数が、前週比232.2%増加して15,808枚になりました。
ポンド:
ポンドのネットショート枚数は、前週比101.8%増加して、66,299枚になりました。
ショート枚数の拡大は、ブリグジットのリスクが再び高まっていることを意味しています。
英世論調査の最新の結果で、EU離脱派がじわじわと勢力を広げ、ついいには残留派を上回ったのを見てショート・ポジションが急増、1週間で2倍になりました。
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