米利上げ遠のき、円ロング再び増加へ
IMMポジション推移
円:ロング枚数は前週の約3倍
円のネットロング枚数は、FRBの利上げ期待の高まりと共に6週連続で枚数を減らしていました。ところが、米労働省が6月3日発表した5月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+3.8万人と市場予想の16万人を大きく下回る衝撃的な結果となったことで風向きが変わりました。イエレン議長は翌週の講演で、「単月の結果で判断しない」と述べたものの、それまでの、「数ヵ月以内の利上げが適切」という見解からは大きく後退した印象は否めませんでした。
呼応するように円ロングポジションは急増。内訳をみると、円買い越し(円ロング)枚数が約45%週増、一方円売り越し(円ショート)枚数は21%減となっています。
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