円ロング前週比約3割減る
IMMポジション分析
CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による3月15日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネット・ロングポジションは、前週比29.3%減少して+45,489枚になりました。
6週続いてきた円ロング拡大にようやくポーズが入りました。すでに歴史的高水準までポジションが積み上がっていたこともあり、FOMCを直前にしてポジション調整が入ったとしても不思議でありません。(なお、今回の報告書はFOMCの日付を含んでいません。)
内訳をみると、円買い越し(円ロング)枚数は前週比マイナス15.4 %、一方円売り越し(円ショート)枚数は前週比プラス14.9%でした。利食いと新規の円売り(ドル買い)が同時に起きたようです。
FOMC後のドル円は、FOMC委員のドットチャートによる利上げ軌道見通しが下方修正されたことをきっかけに急落。3月18日には、2014年10月以来となる110.668円までドル安・円高が進みました。
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