IMMポジション分析：ユーロショート2週連続増加も・・・

ECB前にユーロショート増える

IMMユーロ

CFTC（全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission）発表による3月8日現在の建玉報告によると、CME（シカゴ・マーカンタイル取引所）通貨先物市場において、投機筋のユーロのショートポジションは、2週連続で増加。ショート枚数は、前週比4.9%増加して-71,907枚になりました。
ただし、今回のレポートの日付は、ECB会合（3月10日）の前になります。予想以上の追加緩和とドラギ総裁の再利下げ否定的コメントでユーロの方向を見失ったなかで、次回のポジション動向が気になります。

IMM豪ドル

豪ドルのロングポジションは3週連続で増加中。
豪ドルは、順調にポジションを積み上げていて、枚数は前週比73.2%拡大して+29,195枚になりました。株価の上昇や、原油価格が年初水準まで回復したことで、リスク選好ムードに復活の兆しが見えていることが、豪ドルには追い風となっています。

IMMポンド

ポンドのショート枚数は、前週比24.4％増加して、-49,005枚となりました。2週連続の増加となります。

ピボット分析：今日の予想中心レンジは111.76-114.89

3月16日ピボット表

ピボットとは、前日の値動きをもとに、今日のサポートやレジスタンスを計算するテクニカル指標です。海外では多くのトレーダーがデイトレードのエントリーやエグジットレベルとして活用しています。