ユーロショート6週間ぶりに増加
IMMポジション推移
ユーロ
CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による3月1日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋のユーロのショートポジションは、6週間ぶりに増加。ショート枚数は、前週比46.3%増加して-68,541枚になりました。内訳では、新規ショートポジションが前週比11.7%増えています。今月のECB会合を前に、再びユーロ先安観が強まりました。
豪ドル
豪ドルのロングポジションは2週連続で増加中。
先月、約9ヵ月ぶりにロングに転換した豪ドルは、順調にポジションを積み上げていて、枚数は前週比76.1%に拡大して+16,861枚になりました。中国株価の落着きや、原油価格に底入れ感が出たことが資源通貨に追い風となっています。米3月利上げ見送りもほぼ確実となって、マネーが豪ドルに戻っているようです。
ポンド
ポンドのショート枚数は、前週比19.1%増加して、-39,378枚となりました。
ブリグジットを懸念してポンド先安感が強まりました。しかし、スポット市場がパニック的なポンド売りとなった割には、ショート枚数が増えていないように思えます。キャメロン英首相がEU残留の是非を問う国民投票を6月23日に行うと発表した直後は、EU離脱派の勢いが上回っていましたが、今後の展開はまだわかりません。最終的には英国はEU残留を選択するとの見方も増えています。
離脱リスクが強まるなら、ポンドのショート枚数が増え、逆に残留の可能性が高まるとショート枚数が減ることになるでしょう。(
ピボット分析: 今日の中心レンジは111.75 - 113.96
3月9日ピボット表
ピボットとは、前日の値動きをもとに、今日のサポートやレジスタンスを計算するテクニカル指標です。海外では多くのトレーダーがデイトレードのエントリーやエグジットレベルとして活用しています。
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