ダブルボトムか?それともダブルトップ?
円安を待ち受けるハードル
昨日(3月2日)のドル円の高値は114.55円をピークに1円近く押し戻されました。底固さは維持しているものの、あらためて上値の重さを確認することになりました。
2月のドル円を振り返ると、日銀会合翌営業にあたる2月1日の121.49を高値として、「マイナス金利」が不本意にも造りだした円高によって110.97円まで下落しました。24日は、今度はブリグジットをテーマした欧州通貨の売りが、クロス円の下落となって、111.03円まで円高に戻りました。
チャートを見ると、110.97円と111.03円でダブルボトムを形成したようにも見えます。
しかし、ドル円の反転を確信するには、越えなくてはならなない2つのハードルがあります。
最初は2月16日の戻り高値である114.87円。
ここをクリアして、115円台でしっかり地固めできるとチャート的にもN字ブレークとなり、上昇に弾みがつきそうです。
その次は2月の高値(121.49)と安値(110.97)の半値にあたる116.26。
このレベルまで戻って初めてダブルボトムを確認したといえるでしょう。
反対にドル円の反転が115円手前で失速するようなら、逆にダブルトップを形成することになります。
同時に120円を回復するどころか、110円を割るリスクが一段と高まるでしょう。
ピボット分析: 今日のドル円予想レンジは112.40 - 115.09
ドル円ピボット=113.74
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