円ロングは前週比10%増加

IMMポジション表

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CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による2月23日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネット・ロングポジションは、前週比約10.1%増加して+52,734枚になりました。

日銀が1月末に「マイナス金利」導入した直後の円ロングポジションは一時37,245枚まで縮小しましたが、その後は3週連続で拡大し、ついに2012年2月7日の週以来となる4年ぶりの高水準に達しました。アベノミクスと時期を同じくして、2012年10月から始まった円安時代は、IMMのポジションの中では完全に終了しました。
円ロングの枚数の増え方と、その大きさを考えると、現在のドル円が、いまだに円安トレンドにおける調整中と考えているなら、そろそろ頭を切り替えるべきかも知れません。

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ユーロショートは縮小

ユーロのショートポジションは、5週連続で縮小しています。
ショート枚数は、前週比2.8%とわずかながら縮小して-46,857枚になりました。ロング転換に向って動いているのか、ショートに旨味がなくてポジションを軽くしているだけなのか、判断が難しい状況。ECB理事会が迫っていることや、ブリグジットがユーロに与える影響を測りかねて、動きにくい展開となりました。

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ピボット分析: 今日のドル円予想レンジは111.41 - 115.48

本日のピボット表

ピボットとは、前日の値動きをもとに、今日のサポートやレジスタンスを計算するテクニカル指標です。海外では多くのトレーダーがデイトレードのエントリーやエグジットレベルとして活用しています。

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