先週のドル円レビュー(2月1日 - 5日)
ドル円は4日連続下落、5円の円高
01日(月)
月曜日のドル円は、日銀マイナス金利導入による円安の動きを引き継いで東京時間に121.489円まで上昇。しかしその後は伸び悩み。株式相場では日経平均が400円近く上昇しましたが、目立った反応はありませんでした。
NY時間に入って120.667円まで下落。この日発表された米1月ISM製造業景況指数が4カ月連続で50を下回ったことで、米景気減速懸念が強まったことが売りの理由になりました。終値は前日比0.154円安の120.948円。
02日(火)
火曜日のドル円は大きく下落。NY時間には119.832円まで売られました。
東京時間の朝に121.037円の高値をつけた後は徐々に減速、午後には120.607円まで値を下げました。原油先物価格が安定せず、30ドル割れとなったことや、欧州株価、ダウ平均が大幅下落となったことが円買い要因となりました。終値は前日比1.001円安の119.947円。
03日(水)
水曜日のドル円は大幅下落。日銀「マイナス金利」導入前の水準まで円高が進みました。
欧州時間序盤に戻り高値となる120.04円をつけた後、NY時間には117円割れ寸前まで売られました。米ISM非製造業景況指数が弱かったことが材料となりました。終値は前日比2.116円安の117.831円。
04日(木)
ドル円は4日連続下落。
東京時間に高値118.24円をつけた後、NY時間には116.526円まで下落しました。日銀会合後の高値から5円以上も円高が進んだことになります。一段円高の可能性も排除できませんが、115円台はチャイナショック以来の安値圏であり、積極的に売り進めるにはためらいもあるようです。かといって、米利上げ時期後退が濃厚な雰囲気で、積極的に買い上げる理由もありません。
05日(金)
金曜日、米雇用統計発表後のドル円は乱高下。
発表直後に先週の安値を更新して116.227円まで売られたのち、117.427円まで値を戻しました。
1月の米雇用統計は強弱入り混じる内容で、非農業部門雇用者数が+15.1万人と市場予想を下回る一方、失業率は2008年以来初めて5%を割る4.9%まで低下しました。
米ドル/円は115円台下落を免れたものの、雇用統計で円高ムードを払しょくすることはできませんでした。終値は前日比ほぼ変わらず、0.084円高の116.838円
今日のピボット分析: ドル円レンジ 116.25 - 117.40
ドル円PIVOT=116.84 RES1=117.40 SUP1=116.25
ピボットの計算式
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