円ポジションは先週からロングへ転換
円ロング大幅増加
CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による1月12日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネットショートポジションは前週比約515.8%増加して+25,266枚になりました。
アベノミクスの始まりと共に2012年10月23日から続いてきた円ショート時代は、前週1月5日に終了しました。円安回帰の期待は国内投資家の中にはまだ多く残っているようですが、IMMのトレーダーは、約3年続いた円安トレンドは終わったとして円高ポジションを積み上げています。
ユーロはショート解消へ
ユーロのポジションにも大きな変化がありました。
2014年5月から続いてきたユーロショートがほぼゼロの状態まで一気に減っています。ロングが増えていくかは今後の推移を見守りたいと思いますが、ECBの追加緩和を織り込んだうえでポジションが逆転を始めたのは注目に値します。
本日のピボット分析
朝のドル円はR1を一時ブレーク!
ピボットとは、前日の値動きをもとに、今日のサポートやレジスタンスを計算するテクニカル指標です。
海外では多くのトレーダーがデイトレードのエントリーやエグジットレベルとして活用しています。
朝のドル円はR1の117.66まで(午前10時現在)。このレベルを完全にクリアすると、次のレジスタンスは117.91になります。
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