昨日(2017年06月16日)の動向
週末の米ドル/円は一段と円安が進み、110.88円でオープンした後、東京時間午前のうちに111円台に乗せると、NY時間には今月2日以来となる111.41円まで上昇しました。
日銀はこの日の会合で、金融政策の現状維持を決定。会合後の会見で黒田総裁は量的・質的緩和政策を維持すると述べ、一部で期待のあった出口戦略に踏み出すことには否定的な姿勢を示しました。
日米の金利差拡大の見方があらためて強まり、NY時間まで上値を伸ばしてきた米ドル/円ですが、この日発表された5月の米住宅着工件数が市場予想に反して減少したことをきっかけに流れが反転すると、110.64円まで下落。終値は110.855円(前日比-0.064円)でした。
ミシガン大消費者景況感指数は、昨年10月以来の水準に低下。米国の景気動向を示すこの指標が昨年の米大統領選前のレベルまで後退したことは、トランプ大統領の経済政策に対する期待がゼロまで下がったともいえます。
一方、今月の安値水準である1.1138ドル前半に沈んでいたユーロ/ドルは、ドル反落に合わせて1.12ドルを回復。ユーロ/円は、124.45円まで上げた後、米ドル/円とともに売られましたが、124円台は維持しました。
2017年06月16日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 110.888 | 111.415 | 110.642 | 110.855 |
ユーロ/円 | 123.611 | 124.457 | 123.541 | 124.087 |
豪ドル/円 | 84.045 | 84.807 | 83.993 | 84.453 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年06月19日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは111.95円(2017年05月25日高値圏)、サポートは 109.25円(2017年06月15日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 111.95 | 112.15 | 109.25 | 107.75 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは124.70円(2017年06月05日高値圏)、サポートは 122.30円(2017年05月03日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1230ドル(2017年06月15日高値圏)、サポートは 1.1095ドル(2017年05月19日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 124.70 | 125.45 | 122.30 | 121.85 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは85.10円(2017年04月03日高値圏)、サポートは 82.90円(2017年06月15日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 85.10 | 85.95 | 82.90 | 82.55 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年06月19日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年06月19日)の主な指標
重要な経済指標の発表はありません。
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