昨日(2017年06月13日)の動向

FOMCの決定を待つこの日のマーケットは、米ドル/円、欧州通貨ともに強い動意が出ず、比較的狭いレンジ取引になりました。

米ドル/円は110円を挟んで小動き。東京時間朝の109.81円が安値、欧州時間朝の110.27円が高値で、NY時間は動きがなく、終値は109.929円(前日比-0.376円)でした。

ユーロ/ドルは、東京時間午後に1.1185ドルまで下げた後、1.1224ドルまで反発。これが上下になって、その後は動意なく推移。

ポンド/ドルは、英総選挙後につけた安値の手前で止められ、英CPIが予想を上回ったことで1.27ドル台を回復すると、1.2756ドルまで買戻し。とはいえ、英国の政治的、経済的不透明感が深まるなかでBOEが金融スタンスをタカ派にシフトするとは思えず、英指標を材料にポンド上昇が持続するかは疑問です。

FRBは本日まで開催するFOMCにおいてFF金利の誘導目標を25ベーシスポイント引き上げ、1.00-1.25%とすることが確実視されています。FOMCは、第1四半期のGDPとインフレ率の弱さは一過性と判断しており、9月にも再利上げを行い、12月にはバランスシート縮小を開始するというのが、マーケットの見方。ただし、FOMCでは成長見通しを据え置く一方で、2017年と2018年のインフレ見通しを0.1ポイント下方修正する可能性があります。

2017年06月13日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 109.864 110.272 109.816 110.071
ユーロ/円 123.093 123.742 123.011 123.393
豪ドル/円 82.831 83.228 82.804 82.964

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2017年06月14日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは110.85円(2017年06月09日高値圏)、サポートは 108.85円(2017年04月21日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 110.85 111.95 108.85 108.10

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは124.70円(2017年06月05日高値圏)、サポートは 122.30円(2017年05月03日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1270ドル(2017年06月08日高値圏)、サポートは 1.1095ドル(2017年05月19日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 124.70 125.45 122.30 121.85

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは83.90円(2017年05月25日高値圏)、サポートは 82.55円(2017年06月08日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 83.90 84.05 82.55 81.75

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2017年06月14日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2017年06月14日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 21:30 (米) 5月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.0% 0.2%
★★★ 21:30 (米) 5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 0.2% 0.1%
★★★ 21:30 (米) 5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 2.0% 2.2%
★★★ 21:30 (米) 5月小売売上高(前月比) 0.0% 0.4%
★★★ 21:30 (米) 5月小売売上高(除自動車)(前月比) 0.1% 0.3%
★★★ 27:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 1.00-1.25% 0.75-1.00%
★★★ 27:30 (米) イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見 - -
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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