昨日(2017年04月28日)の動向
週末の米ドル/円は、東京時間の111.07円を安値に、欧州時間は111円台前半の取引を続け、NY時間になって111.72円の高値をつけました。終値は111.498円(前日比+0.277円)。
この日発表された米1-3月期GDP(速報値)は、前期比年率+0.7%となり、前期(+2.1%)から急減速。ただ、米ドル/円は同時に発表された個人消費支出が好調だったことに反応して、26日の週高値(111.77円)近くまで上昇しました。3月米消費者物価指数が前月比マイナスに落ち込んだことで、FOMCは6月利上げを見送るかもしれないと弱気見通しが一部出始めていたところに、今回の強いインフレ指標結果が安堵感を与えたようです。
ユーロ/ドルは、1.0851ドルを安値に、欧州インフレ指標発表後に1.0947ドルまで上昇。ただNY時間は買い一巡で1.09ドル前後まで下げました。
ドラギ総裁はECB会合後の記者会見で、欧州の物価上昇力は弱いままだとして、ECBの緩和政策転換を否定。ところがこの日発表の欧州消費者物価指数(HICP)は、ドラギ総裁の発言とは裏腹に予想を上回る強さでした。そのため1.08ドル台半ばで勢いを失っていたユーロ/ドルに再び買いが強まり、1.09ドル台を回復することになりました。
米国とのNAFTA再交渉(北米自由貿易協定)でカナダは厳しい立場におかれています。この日の2月GDPが予想を下回ったことも向かい風となって、カナダドル/ドルは、2016年2月以来となる1.3696ドルまでカナダ安が進みました。
2017年04月28日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 111.239 | 111.720 | 111.073 | 111.498 |
ユーロ/円 | 120.971 | 121.987 | 120.689 | 121.534 |
豪ドル/円 | 83.076 | 83.491 | 82.906 | 83.488 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年05月01日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは111.80円(2017年04月26日高値圏)、サポートは 110.85円(2017年04月26日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0955ドル(2016年11月10日高値圏)、サポートは 1.0820ドル(2017年04月24日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 111.80 | 112.20 | 110.85 | 109.55 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは122.25円(2017年03月17日高値圏)、サポートは 120.55円(2017年04月27日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0955ドル(2016年11月10日高値圏)、サポートは 1.0820ドル(2017年04月24日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 122.25 | 122.90 | 120.55 | 118.90 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは84.05円(2017年04月26日高値圏)、サポートは 82.70円(2017年04月27日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 84.05 | 84.40 | 82.70 | 81.95 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年05月01日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年05月01日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 21:30 | (米) 3月PCEコア・デフレーター(食品・エネルギー除く)(前月比) | -0.1% | 0.2% |
★★★ | 23:00 | (米) 4月ISM製造業景況指数 | 56.5 | 57.2 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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