図1:NY金 先物 (期近)日足チャート
単位:ドル / トロイオンス
弱含みでEaster休暇入り(2016年3月25日(金)掲載分より)
今朝のニューヨークが終わってマーケットはEaster休暇入りです。今週はテロでの上昇もその瞬間で終わったことも手伝って、休暇前のポジション整理売りが嵩み、弱含みの一週間となりました。どのメタルも先週末にあげた分をすべて売りもどす形で終わりました。連銀の理事たちからの早期金利上げを促すような発言が出てきており、それが先週3月のFOMC後の金利据え置きに対するハト派的なトーンから一転するようなものであるため、今後の米国のFed rateの動きに対して警戒感が広がる結果となっています。休暇明けもまたこのあたりが最大の焦点になりそうです。
Easter前、手仕舞い売り続く(2016年3月24日(木)掲載分より)
Easter holidayを前にして、ゴールドは手仕舞い売りが続いています。株価が安定してきて投資家の心理にも安心が広がってきているようです。ドルが戻り基調となり、それが貴金属全体に売り圧力となっています。ドル安に動くのでは、と思ったらこれです。ブリュッセルのテロも一瞬反応はしましたが、ユーロおよび欧州の株式市場が大きく売られることもなく、ゴールドの瞬間的反応だけで終わったようです。またアトランタ連銀総裁が4月の利上げもあり得るとし、サンフランシスコ連銀総裁も4月もしくは6月を潜在的な利上げ時期として示唆したこともゴールドの売り材料として注目されました。そしてEaster 休暇入り。明日金曜日は世界中が休みになり、国際的なマーケットであいているのは日本だけです。月曜日ほとんど市場がまだお休みですが、シンガポールとニューヨークはオープンとなります。年初から買い上げられたマーケットとしては、休み前に売っておこうという売りが出やすい環境になっています。今晩はちょっと危ないかもですね、これ以上売りが嵩むと。
ベルギーテロでGold一時上昇(2016年3月23日(水)掲載分より)
ブリュッセルのテロによって、東京の引け後、午後4時過ぎからゴールドは大きく買われて一時1,245ドルから1,260ドルまで上昇。その後は落ち着きを取り戻しニューヨークでは結局上昇前までのレベルまで戻って終わりました。一時的な材料になったに過ぎなかったようです。ということでこのあたりでの推移がまだしばらく続きそうです。
ドルの戻しでゴールド反落、Pd600ドル越え(2016年3月22日(火)掲載分より)
金曜日、月曜日とドルの戻しとともにゴールドは弱含みました。しかしながらGold ETFには17日に11トン、18日に14トンと、すごい勢いで買いが入ってきており、まだまだ投資家のゴールドに対する根本的な姿勢は大きくは変わってないと思われます。年初からの急上昇によってComexに入ったロングが、ドルの戻しによって若干利食われているというところでしょうか。1,280ドルがなかなか抜けないということも影響していますね。シルバーはほぼゴールドと同じ動き。金銀比価78.5くらいでしっかりです。
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