図1:NY金 先物 (期近)日足チャート
単位:ドル / トロイオンス
プラチナ続伸一時1,027ドル(2015年10月19日(月)掲載分より)
やはり予想どおり週末にかけては若干利食い売りが先行し金曜日は少し下げて終わりました。まあここ二週間上げ続けてきたので、これくらいが普通でしょう。金曜日は米国の経済指標も好調、S&Pも8週間ぶりの高値水準にあったこともNYで後半売られた原因だったようです。そんな中プラチナだけは続伸。一時1,027ドルまで上昇しました。もっとも売られすぎだったメタル、その反動は大きいようです。Nymexの投資家ロングポジションも倍増しています。
CFTC Commitments of Traders Report as of 13Oct 2015(2015年10月19日(月)掲載分より)
投資家ロングは295トンから一挙に398トンへ100トン以上の増加。急激に投資家の買いがゴールドマーケットへ入ってきています。このレベルのロングは今年5月後半以来であり、そのときにゴールドの価格は1,200ドルを超えていました。価格的にもそれ以降低迷していたのが漸く戻してきました。
プラチナ1,000ドル回復(2015年10月16日(金)掲載分より)
静かなマーケットで、今朝は昨日の東京の引けとほぼ変わらずのレベルなのですが、NYの朝に大きな上げ下げが30分という短い間に起こりました。昨日一日の高値は日本時間21:18で1191.60、安値は21:44で1174.40。なんと26分の間に17ドル動いており、それが昨日のすべてでした。週ベースの新規失業保険申請件数が予想を下回ったことから、雇用状況がよくなりつつあるということで、ゴールドが売られたようです。しかし極端な上げも下げも長続きせず、結局はちょうどそのレンジの真ん中である1,185ドル近辺に戻って落ち着きました。この1,184ドルというレベル、ちょうど年初のゴールドのレベルです。上がって下がって上がって下がって上がって、元に戻ってきました。しばらくこの当たりで落ち着きましょうか。1,200ドルを越えてあげていくのにはまだちょっと力不足。ドルの売り戻しもそろそろ一服しそうな感じがします。少し利食いが入ってもおかしくないレベルまで上がってきました。プラチナは1,000ドル回復。でもまだまだ歴史的には安いレベルです。今朝の日経にありましたが、プラチナの現物がゴールドよりも売れているとのこと。ま、当然ですね。
ドル続落・ゴールド続伸(2015年10月15日(木)掲載分より)
Dipを繰り返しながらも上昇が続いています。今朝東京時間の4時過ぎにゴールドは1,190ドル直前まで上昇しました。逆にドルは売られ続けており、ドルインデックスは94を割り込みました。ドル売戻し、コモディティ買戻し、新興国通貨買戻しの動きはまだ続きそうです。ドル安円高のため円建てではほぼ動かずですが。
ゴールド上昇1,170ドル目前(2015年10月14日(水)掲載分より)
昨日のアジア、ロンドンは、東京オープンの1,163ドルから1,153ドルまで下げ、ロンドンでは1,151ドルの安値がありましたが、NYのオープンと同時に上昇が始まり、1,168ドルの高値で終わりました。ドルインデックスがこのところじわじわと弱くなっており、それに呼応するようにゴールドは上昇が続いています。
メタルしっかり地合い続く(2015年10月13日(火)掲載分より)
日本の連休中もメタルの上昇基調は変わりませんでした。先週も書いたとおり、現状では売る理由がなく、ショートカバー及び新規買いが続いています。Comexの投資家ロングポジションは、3週間連続増加、この流れ基本的にこの流れは続きそうです。ゴールドと特に売られすぎていたプラチナ、そしてそれに対して買われていたパラジウムは逆に頭が重たくなっています。プラチナは円建ても3,500円割れから3,800円越えと300円も戻しています。
CFTC Commitments of Traders Report as of 06 Oct 2015(2015年10月13日(火)掲載分より)
投資家ロングは235トンから295トンへ増加。
三井物産がロンドン・ニューヨークでの貴金属取引から撤退(2015年10月13日(火)掲載分より)
というニュースが昨晩のロイターに出ていました。ニュースを読む限り正式に発表されたわけではないようですが、もし事実なら、僕個人的にも(14年間そのなかでエキサイティングな時間をすごさせてもらいました。)業界的にも大きなショックです。
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