図1:NY金 先物 (期近)日足チャート
単位:ドル / トロイオンス

チャート出所:マーケットスピードより楽天証券作成

原油上昇、ゴールドもしっかり(2015年8月31日(月)掲載分より)

二日間で15%上がった原油に引っ張られるようにゴールドも上昇しました。それに連れて他のメタルも基本的にショートカバーで上昇して一週間が終わりました。今週はしっかりとしたマーケットになりそうです。金曜日には雇用統計があります。とりあえず株価は戻し、メタルも底打ちした形になりました。

CFTC Commitments of Traders Report as of 25 Aug 2015(2015年8月31日(月)掲載分より)

出所:8月31日(月)の筆者のレポートより

投資家ロングは105トンから213トンへ。ロングは倍増。急速にショートカバーがすすんでいます。

Pd急騰、Pt 再び1,000ドル回復(2015年8月28日(金)掲載分より)

株価は二日連続大きく上げましたが、ゴールドは1,120ドル台で比較的落ち着いた一日となりました。米GDPの数字が予想よりよい2.1%の伸びということで、株価は370ドル近く上げ、ドルもずいぶんと戻しましたが、その割りにはゴールドはしっかりでした。Black Monday(と呼ばれてるようですね。)から始まった一週間でしたが、昨日今日とようやく落ち着いてきたようです。昨晩もっとも上昇したのがパラジウム。弱いとは言え、やはりあまりに売られすぎだったようです。今度は買いが買いを呼んでいる状態。おそらくはショートの燻り出しになっているような感じです。26日の安値520ドルから574ドルと大きく上昇しています。少し下げすぎの修正が入ってきそうな金曜日です。

株価下げ止まりでゴールド下落(2015年8月27日(木)掲載分より)

上海株は小幅な下げでしたが日経、NYダウとも終わりは上昇し、とりあえず株売りのスパイラルは落ち着いたようです。しかしそれは逆にゴールドの売りを呼び込み、ゴールドは1,130ドルを割り込んで、一時1,118ドルまで下がる場面がありました。

1,130ドルというのは昨年から今年の7月にいたるまでの下値抵抗線あり、これを破って大きく下がり(1,070ドル台まで)、これを越えて大きく上がりました。(1,190ドル台まで)ということで昨日このラインを割り込んだことはゴールドにとってはいいことではありませんね。株価急落でゴールドに入っていたsafe haven的な買いが、株価が落ち着きを取り戻すことによって出て行っているのでしょう。そして他のメタルは一貫して弱い状況。特にパラジウムの弱さが際立ちます。宝飾と投資用地金の需要をのぞいて考えるとその需要をもっとも大きく中国に頼っているのがパラジウムであり、それが直接的に響いているのかもしれません。とはいえ、これは下げすぎだと思います。個人的にはETF買いたいですね。

恐怖指数VIXが今回の世界株価同時安で一時53まで急騰していました。これってリーマンショック以来のレベルです。今日は30まで戻していますが。

株価の波乱続く(2015年8月26日(水)掲載分より)

昨日のアジアはまた大変な動きの一日になりました。その中心だったのはやはり株価。こんなの記憶にないくらい激しい日経平均の動きでした。午前中は一時800円安の場面から、前場引けはなんと1,000ポイントもどしてプラス200円で引け。やはり前日ニューヨークの切り返しがそろそろ戻しを示唆していたのかなと思ったのもつかの間、午後に入ると再び大きく売られて、今度は引けにかけてまた1,000ポイント近く下落、結局引けは-733.98円と大きな下げとなって一日が終わりました。上海株もまた-7.63%で引け売りが続く結果となりました。しかし欧州では中国の利下げを受けてか、欧州株式市場は軒並み大きく上昇しました。(本元の中国の株価を上げることはできませんでしたが。)NYダウも大きく上昇して始まりましたが、時間が経つに連れて売りが大きくなり、ちょうど日経と同じように最後は売りに押されて、前日比204.91ドルマイナスで一日が終わりました。中国の利下げでもまだ下げたとことでまだ不安がぬぐいきれません。昨日で下落は終わりと思ったのですが。上海の株式市場が下げ続けるのか、それともどこかで止まるのか、今日もまたここに注目です。

ゴールドはなかなか難しいマーケットが続いています。東京時間は株式市場とドルの動きをみながらも比較的小動きでしたが、欧州時間に入って欧州株式市場の上昇とともにゴールドは逆に売られることになり、一時1,134ドルまで下落。その後はまた小動きになり、NYが最終的に株価下落となってもあまり大きく戻らず1,140ドル近辺で終わりになりました。金曜日からゴールドに入っていたsafe haven的な買いも株式市場の戻りとともにまた出て行くというのと、これ以上株価が下がることで今度はリスクオフで売られるということがあったのでしょう。ここからの方向はなかなか難しいです。Gold ETFはまた残高が増加。こちらには個人のsafe haven buyingがまだ続いているようです。

株・ドル暴落、一時116円台に円急伸(2015年8月25日(火)掲載分より)

先週金曜日の世界同時株安は週末を越えても収まることはなく、逆にさらに激しく売りにさらされました。上海の-8.49%を筆頭に、日経-4.61%、FTSE -4.67%、NY Dow -3.57%と大きく下落。日経は一時900円安。NY Dowは、おそらく史上初めて一時1,000ドルもの下げになっていました。ドルも大きく売られ、日本時間の午後10時過ぎに一瞬116.16どいう120円からたった40分の間に4円の大暴落を演じました。

ゴールドはなかなか複雑な反応でした。ドルが売られているということでの買いは入り一時1,170ドルまで上昇しましたが、そのまま一本調子で上がるわけではなく、その後は逆に売られて終値は1,155ドルと強弱ミックスな一日でした。金曜日には明らかにsafe havenとしての需要で買いが入ったのですが、昨日は逆に株が売られすぎ、リスクオフからの売りも入り、売り買いがどうも一方向にはっきりしないマーケットとなりました。

そして、そもそもsafe haven的な買いの存在しないその他の貴金属は株価の下げと同時に売られる展開。特にPGMの下げは、昨日、南アランドが急落、大きなストップロスの売りが東京オープニングで入り、一瞬14ランドまで売られたことが、決定的にプラチナそしてパラジウムの売りを強めました。ランドの売りは日本の投信でしょうか。新興国通貨建て、日本の投資家好きですからね。とにかくこの時間にランドが大きく動くのは日本発ということなんでしょう。月曜日のオープンで損切り、という動きを感じます。このドル建てのメタルの下げと急激な円高により、プラチナは2012年8月以来の安値、パラジウムは2013年6月以来の安値となりました。

昨夜のNYダウは一時1,000ドル下げの場面がありましたが、引けは588ドルダウン。引けにかけてずいぶんと戻しました。また米国債10年物利回りも一時1.9%まで急落したあと(買いが集まったあと)引けには2%まで戻して、ほぼ前日と変わらないレベルで終わりました。

この動きを見ていると、今日は少し落ち着きが戻るのではないかと期待しますが、おそらくは日経とそれ以上に上海の動きが決めるのでしょうね。中国経済、どうなるのでしょうか。

そして僕が信じる個人投資家が儲ける唯一の方法。(まあ唯一ではないでしょうけど)それは市場がパニックで売り一色になり大暴落したときに買うこと(何でも)です。