4215 タキロン 東証1部

5月9日の決算発表では、2014年3月期を上方修正。

2011年3月15日の246円を安値とし、3月31日の351円を高値とする直角三角形の保ち合い(A)の煮詰まったところで2012年6月4日の242円を安値に反発となって上放れしました。11月13日の262円の安値からアベノミクス相場にサポートされて12月19日に299円で買転換となって上昇トレンド(B)を形成、5月22日の435円の高値をつけました。ここからの調整で6月7日の370円、8月8日の381円と2点底をつけて、今年の1月21日には483円と昨年来高値更新となりましたが、日経平均の急落につれ安し、短期の下降トレンド(C)となっていました。この下降トレンドの中で4月14日の383円を安値に5月9日の決算で上方修正となって446円で買転換出現となりました。

タキロン

 

5480 日本冶金工業 東証1部

5月9日の決算発表では、2014年3月期黒字転換及び上方修正。

2011年8月1日の239円からの下降トレンド(A)の中で9月5日の62円、10月15日の61円と2点底をつけ、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて12月6日に78円で買転換となり、2013年4月23日の164円まで上昇しました。ここからいったん100円台まで下げてもみあったあと、黒字転換予想から急騰し、9月24日の400円まで4カ月で約4倍化となりました。ここをピークに調整入りとなり、今年の2月4日に225円まで下げた後は三角保ち合い(C)の動きとなっています。三角保ち合いの下値斜線のところで4月22日の281円、4月30日の282円とダブル底を作り、5月12日の好決算を受けて309円で買転換出現となったところです。

日本冶金工業

 

6376 日機装 東証1部

5月8日の決算発表では、2014年3月期売上・営業利益を上方修正だが、経常利益は▼11%の減少。

2011年11月25日の596円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2012年11月13日の829円を安値にアベノミクス相場がスタートし、12月7日の897円で買転換となって2013年5月15日の1,499円まで急騰となりました。その後は829円を安値、1,499円を高値とする三角保ち合い(B)となっている中で、下値抵抗ラインを挟んで3月24日の1,101円、4月11日の1,061円、5月8日の1,117円と3点底(逆三尊天井)となって5月9日に1,185円で買転換出現となりました。3点底が確定となるのは、4月3日の高値1,198円を終値で抜けてからとなります。

日機装

 

5331 ノリタケカンパニーリミテド 東証1部

5月8日の決算発表では2014年3月期上方修正。

東日本大震災直後の2011年3月15日に220円の安値をつけ、3月30日には359円まで急騰しましたが、ここをピークに下降トレンド(A)入りとなりました。この中で2012年7月25日の184円、11月14日の183円と2点底をつけた後、アベノミクス相場にサポートされて2012年5月15日の302円まで反発しました。しかしここから再び調整入りとなり、今年の2月5日に230円まで下げた後は三角保ち合い(C)となって、その煮詰まったところで5月9日に258円で買転換出現となっています。

ノリタケカンパニーリミテド

 

5233 太平洋セメント 東証1部

5月13日の決算発表では、2014年3月期決算で経常利益が7期ぶり前期の2.1倍の695億円。来期の見通しはやや弱め。

2010年10月29日の87円からの上昇で、下値ラインが(1)→(2)→(3)と上昇角度を高め、2012年9月11日の156円を安値に上昇トレンド(3)となりました。この中で2013年9月10日の434円、10月21日の436円とダブル天井となっていったん調整入りとなり、上昇トレンド(3)を切って2月4日には344円まで下落しました。ここから2月13日の399円まで自律反発したあと、終値ベースで直角三角形(A)の保ち合いとなり(この中で、ザラ場では2月4日の344円、4月11日の349円、5月9日の352円と下値を切り上げる)、煮詰まりつつあったところで5月13日の決算発表を受けて5月14日に376円で買転換となっています。

太平洋セメント