7246 プレス工業 東証1部

2月12日の決算発表では、10-12月期経常益は6%減の22.9億円。通期の進捗率82%。

本業も回復基調だが、含み資産関連の側面をもつ。羽田空港から5kmほど先の川崎区塩浜に本社と生産工場を所有しており、川崎の再開発絡みで人気化する可能性高い。

チャートの動きは、2012年10月11日の278円、11月13日の278円とダブル底をつけてアベノミクス相場にサポートされて上昇を開始、12月13日の358円で買転換出現となって、2013年5月15日の643円まで約半年で2.3倍化となりました。ここをピークに6月27日の389円まで急落し自律反発するものの、業績の下方修正を受けて、9月2日の379円を安値(ザラ場)とし9月18日の469円を高値とするボックス相場(B)へ移行しています。この中で今年の2月4日に388円の安値をつけたあと小さな三角保ち合い(C)となっており、この位置からならばボックスの下限から上限に向かう動きとなり、さらに含み資産関連として9月18日の469円を終値で突破すれば600円を目指す動きも期待できます。

プレス工業

 

9119 飯野海運 東証1部

10月31日決算発表。7-9月期経常益は15.6億円黒字に転換。通期を従来比9%増に上方修正。

1月31日決算発表。10-12月期経常益は4%減の12.5億円。通期を従来比10%増に上方修正。

2012年10月30日の220円を安値に11月16日に245円で買転換となってアベノミクス相場がスタートし、急騰となって約5カ月で3.3倍化しました。ここをピークに調整入りとなり、6月7日の466円まで下落。7月5日の606円まで自律反発したあと三角保ち合い(B)を形成、この中の煮詰まったところで9月2日の508円を安値に上放れし、10月21日の689円まで上昇しました。ここでもみあったあと下放れとなり、今年の2月17日に494円の安値をつけてもみあい、3月3日に492円まで下げてダブル底の形となって反発し、3月6日に527円で買転換となっています。

飯野海運

 

6362 石井鐵工所 東証1部

2月7日決算発表。10-12月期経常益は10%増の3.5億円。通期を従来比31%増に上方修正。

材料豊富

・中央区月島や大田区周辺の工場跡を大型マンションや物流施設として賃貸。

・月島周辺は東京五輪の選手村の候補地であるため五輪関連銘柄。

・メタンハイドレート関連

2012年10月3日の115円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場のスタートで11月20日に137円で買転換となって急騰し、4ヵ月後の3月21日には372円と2.7倍化しました。ここをピークに6月27日の208円まで下落後、再騰となって9月17日には392円と3月21日の372円を更新しました。しかし、長い上ヒゲとなって三角保ち合い(A)に入り、そろそろ煮詰まってきているところです。

石井鐵工所

 

1890 東洋建設 東証1部

2月7日決算発表。10-12月期経常益は79%減の28億円。但し通期の進捗率は81%と順調。

2011年3月25日の610円を高値とする大きな三角保ち合い(A)の煮詰まったところで2013年6月27日の220円を安値に上放れとなり、11月11日に398円まで上昇。ここから三角保ち合い(B)を形成し、3月3日の325円を安値に反発となり、3月10日に366円で買転換となって三角保ち合い(B)を上放れしました。海上土木大手で都市部重点に建築も展開。アベノミクスが見直されれば国策のテーマ株として注目を浴びることになります。

東洋建設

 

8098 稲畑産業 東証1部

2月7日決算発表。11月8日に通期予測を従来比15%増に上方修正。10-12月期経常益は48%増の36.8億円。通期進捗率89%で目標は軽くクリアーの可能性。

2011年10月5日の405円を安値とし、2012年3月16日の603円を高値とする三角保ち合い(B)の中で、10月10日の451円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて中長期の上昇トレンド(A)を形成しています。この中で、今年の1月16日に1,275円まで上昇し、1月24日に1,167円で売転換となって下落、2月14日に上昇トレンド(A)の下値斜線に1,001円まで下げてもみあい、2月21日に1,072円で買転換出現となりましたが、日経平均の急落につれ安して本日は▼42の1,007円となって短期の売転換となっています。2月14日の1,001円に対するダブル底のような形となるのか、それとももう一段下げて反発となるのか注目となります。PER、PBR、配当率から考えると割安状態と考えられます。

稲畑産業