8944 ランドビジネス 東証1部

安値圏でのもみあいのあと2012年11月12日の193.3円で買転換出現となり、アベノミクス相場にサポートされて2012年3月27日には900円の高値をつけました。その後6月3日の486円まで大幅下落となり、6月11日の667円まで反発するものの、短期の下降トレンド(C)入りとなりました。この下降トレンド(C)の中で11月8日の422円、12月25日の420円とダブル底となって反発し、今年の1月17日に483円で買転換出現となっています。昨年の9月27日に2013年9月期の経常利益を下方修正したために一段安となって6月3日の486円を下に切る動きとなりましたが、これはほぼ織り込んだといえます。

ランドビジネス

 

4078 堺化学工業 東証1部

2011年2月21日の506円を高値に3月11日の東日本大震災を受けて3月15日の305円まで急落。ここから5月2日の430円まで反発するものの下降トレンド(A)を形成し、下向きの先細三角形の下げ方となりました。この煮詰まったところで2012年10月15日の188円、11月13日の200円と2点底をつけ、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(B)を形成しています。この中で2013年9月30日に380円まで上昇し、ここを目先のピークに10月8日の308円まで押し目を入れてもみあい、12月12日に305円と2点底をつけて1月20日に336円で買転換出現となりました。このまま12月12日の305円の安値を切らなければ上昇角度が(B)から(C)へと鋭くなっています。

堺化学工業

 

6998 日本タングステン 東証2部

2011年3月11日の東日本大震災直後の3月15日に105円まで急落後、暴騰となって4月4日には363円と3週間足らずで3.5倍化となりました。その反動で大幅下落となって下降トレンド(A)となり、この中で2011年11月14日に138円でいったん底打ちとなり、2012年1月19日の238円まで反発しました。しかし、再下落となって安値を更新し、2012年10月16日には115円となってほとんどスタートラインまで戻りました。ここから現在、上昇トレンド(B)を形成しています。11月中旬のアベノミクス相場にサポートされて9月26日には209円まで上昇し、10月8日に152円まで押し目を入れたあと、緩やかな上値・下値を切り上げるもみあい(C)となって上放れし、今年の1月20日には233円まで上昇しました。薄かった商いが昨年の12月から徐々に増加し、1月になると200万株以上の出来高もみられるようになっています。目先は、250円水準がフシになりますが、上昇トレンド(B)を上に抜けるとさらに大きな上昇が期待できます。

日本タングステン

 

2056 日本配合飼料 東証1部

2008年6月5日の228円の高値からの下落途中に9月のリーマンショックを受けて10月10日の73円まで暴落しました。ここから大底圏でのもみあいとなって2010年4月30日の131円、2011年3月15日の67円を高値、安値とする三角保ち合い(A)に入りました。この中で11月8日の95円の安値をつけて、この月の中旬からのアベノミクス相場にサポートされ、2013年2月26日の168円まで上昇しました。その後はテーマにのらないこともあり調整となっていましたが、6月7日に109円で当面の底打ちとなり、120円を挟んでもみあっていますが、下降トレンド(B)を抜けてきました。

日本配合飼料

 

2607 不二製油 東証1部

ゆるやかな下降トレンド(A)の中で、2012年7月23日の972円で底打ちとなり、11月5日に1,108円で買転換出現となったあと、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(B)へ移行しました。この中で2013年8月14日に1,813円まで上昇後、上昇トレンド(B)を下に切って10月8日に1,595円まで下落し、いったん10月31日の1,796円まで戻るものの戻り天井となって安値を更新し、今年の1月14日には1,519円まで下落してもみあっているところです。大手証券(野村、みずほ)は目標値が2,100~2,200円となっていますので、どこかで買い直されてくる可能性があります。

不二製油