6937 古河電池 東証1部

10月31日の決算発表では、10月21日に中間決算の上方修正発表済み。通期見通しは据え置いたものの足元の業績は好調に推移。

2012年10月11日の320円を安値に11月22日の375円で買転換出現となり、11月30日の529円まで急伸したあと12月10日の449円まで押し目を入れ、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(B)を形成しました。今年の5月22日にはこの上昇トレンド(B)をいったん上に抜けて728円まで上昇しましたが、日経平均の急落につれ安して6月7日の491円まで下げ、7月8日に565円まで反発した後は、緩やかな短期の下降トレンド(C)となっていました。この中で10月7日に500円の安値をつけて反発し、下降トレンド(C)を上に抜けて10月21日に613円まで上昇後は押し目を形成してきています。

古河電池

 

3402 東レ 東証1部

11月7日の決算発表では、2013年4-9期連結決算は純利益が前年同期比△47%の293億円。14年3月通期は従来予想を据え置く。

2010年7月1日の420円、2012年10月11日の421円をダブル底に11月22日に489円で買転換が出現し、アベノミクス相場にサポートされて本格上昇、2011年3月4日の643円の高値をクリアーして、今年の5月22日には786円まで上昇しました。中期の上放れの形といえます。当面はここをピークに日経平均の急落につれ安して6月21日に604円まで下落し、7月18日に703円まで戻るものの再下落となって、上値を切り下げる直角三角形(A)の保ち合いとなりました。この中で、ザラ場で6月21日の604円、8月30日の601円とダブル底の形のあと反発となって、11月7日に決算発表を受けて647円で買転換出現となりました。押し目買いの形です。

東レ

 

3107 ダイワボウホールディングス 東証1部

10月29日に中間期(4-9月)の業績上方修正。11月6日に決算発表で、通期見通しも2ケタの増収・増益見通し。

チャートは、2009年8月19日の506円を高値に下降トレンド(A)を形成し、2010年7月22日の172円を安値に下降トレンド(A)を上に抜けて2011年12月20日に237円まで上昇するも、3月11日の東日本大震災を受けて、3月15日の110円まで急落して底打ちとなりました。その後、上値は203円を高値とする200円水準でアタマを押さえられるものの、下値は2011年3月15日の110円を安値に下値を切り上げる直角三角形(B)の保ち合いとなっていましたが、この中で今年の6月7日の147円を安値に反発となり、9月10日に173円で買転換、10月22日に「ろく買」という追加の買法則が出ていましたが、昨日11月13日には205円と2011年以来の高値をつけて△5の202円で引けました。2年半の三角保ち合いの上放れですので、中長期的には大きな上昇が期待できます。

ダイワボウホールディングス

 

4611 大日本塗料 東証1部

11月8日の決算発表では、従来の予想通り推移。

中期的なチャートでは、2011年2月8日の134円を高値とし3月15日の62円を安値とする三角保ち合い(A)の中で、2012年6月4日の75円を安値にもみあったと、11月中旬のアベノミクス相場のスタートを受けて12月19日に100円で買転換となり、急騰となって今年の3月15日には198円まで上昇しました。ここをピークにもみあっていたところ、日経平均の5月23日のピークをつけての急落で一段安となり、6月7日の119円まで下落しました。現在は、3月15日の198円を高値、6月7日の119円を安値とする三角保ち合い(B)を形成しているところで、押し目買い有利と思われます。

大日本塗料

 

9107 川崎汽船 東証1部

10月31日の決算発表では、通期では変わらず好調を維持。

中期では、2011年2月18日の388円を高値に本格調整となり、2012年9月6日の90円で底打ち。大底圏でもみあったあと、11月中旬からのアベノミクス相場に支えられて大幅上昇となり、今年の5月23の259円まで上昇。ここで日経平均の急落につれ安して6月7日の172円まで下落。ここから再上昇となるが、9月10日の255円をつけたものの5月23の259円を突破できずに反落となり、10月25日に228円で売転換出現となっています。5月高値をつけた時の信用買い残があまり整理されておらず、11月23日を経過するまでは上値の重い展開が想定されます。

川崎汽船