8007 高島 東証1部

四季報2013年夏号によると、建材の4割を占める太陽光発電機器が住宅用中心に続伸。前期開始した倉庫・集合住宅向け等の産業用太陽光機器も本格寄与。産業資材も自動車向け等で堅調続く。貸倒引当なく営業増益。連続増配。

2011年3月11日の東日本大震災直後の3月15日の86円を安値に上昇トレンド(A)を形成しています。この中で、この年の10月5日の155円、11月22日の148円と2点底をつけて急角度の上昇トレンド(B)となり、2012年6月26日の405円まで上昇しました。ここから、急騰後の調整となって下降トレンド(C)を形成していましたが、10月4日の231円、11月14日の240円と2点底をつけて反発となりました。今年1月16日の329円まで戻して4月2日の254円まで押し目を入れて大幅上昇となって、5月21日には395円まで上昇し、1540万株という大商いとなりました。ここから日経平均の急落につれて大幅下落となり、6月7日には255円をつけて4月2日の254円からのスタートの全値押しとなりました。ダブル底の形となって下値を確認し、反発に転じて7月3日に322円で買転換が出現しています。

高島

6773 パイオニア 東証1部

四季報2013年夏号によると、カーエレは円安効果で欧州向け中心に採算改善。ホームエレはDVDドライブ縮小など不採算部門の整理で黒字浮上。人員減効果も。が、会社側のカーエレ成長前提はやや過大。増益幅は表記に縮減。

2012年3月29日の434円を高値に5月7日に370円で売転換が出現し、急落となって上昇トレンド(A)を下に切り、10月11日の153円で底打ちとなりました。ここから今年2月4日の262円まで戻したあと再下落となり、4月2日の166円まで下げて、2点底の形から大幅上昇となり、5月14日には313円の高値をつけました。このあと日経平均の急落と円高への振れで大幅下落となり、6月26日に185円まで下げて順上げの3点底の形となって、7月5日に208円で買転換出現となりました。押し目買い有利の形と考えられます。

パイオニア

6140 旭ダイヤモンド工業 東証1部

四季報2013年夏号によると、ダイヤモンド工具国内首位。半導体、自動車、機械、石材・建築など顧客は幅広い。半導体市況が徐々に回復しウエハ用工具が上向く。東南ア中心に自動車や機械向けも増。買収企業9カ月分上乗せ。ただ好採算の電着ダイヤモンドワイヤや鉱山掘削工具が低迷。営業益の回復は緩慢。

2008年8月1日の1935円の高値からの急落で10月5日の963円で止まるものの、10月28日の1,280円までの戻りのあとは下降トレンド(A)を形成しました。この中で2012年6月4日の717円、11月13日の661円と2点底をつけて11月15日に702円で買転換出現となり、アベノミクス相場のサポートを受けて1月15日に922円となって下降トレンド(A)を上に抜けました。ここから1月24日の810円まで押し目を入れて緩やかな上昇トレンド(C)へ移行しています。この上昇トレンド(C)の中で、5月22日に1,164円まで上昇するものの、日経平均の急落につれ安して6月7日には873円まで下げ、もみあって6月25日に880円のダブル底となって7月9日に964円で買転換出現となりました。

旭ダイヤモンド工業

6674 ジーエス・ユアサ コーポレーション 東証1部

四季報2013年春号によると、自動車用鉛蓄電池で世界3位、リチウムイオン電池の育成注力。採算よい産業用電池・電源が好調。ただ工場稼働に伴い償却増。営業減益。14年3月期は自動車用鉛電池、産業用電池・電源が増加。増産効果あり自動車用リチウム電池の部門赤字縮小。営業益底打つ。

2009年8月13日の928円の戻り高値から下降トレンド(A)を形成。この中で、2012年8月3日の286円、11月14日の291円と2点底をつけて反発し、下降トレンド(A)を上に抜けて今年の3月8日に475円まで上昇しました。ここから4月4日の362円まで押し目を入れ、5月22日の657円までの大幅上昇となりました。この657円を当面のピークに日経平均の急落につれ安し、6月5日の424円で売転換が出現しました。

6月10日の時点で、目先の下値ゾーンに近づいたとしてリバウンド狙いとして、(1)400~430円前後(2)380円前後と2つの買いポイントを設定しました。その後すぐには反発せず、安値圏のもみあいとなって6月27日に384円まで下落し、反発となって7月9日の433円で買転換出現となりました。

ジーエス・ユアサ コーポレーション

5480 日本冶金工業 東証1部

四季報2013年夏号によると、好採算の高機能材がプラントや航空機用金型向けに堅調。汎用ステンレスは円安で海外材との競争和らぐ。値上げ浸透。設備集約や人件費削減継続し採算改善。原料値上がりこなす。黒字浮上。税軽い。

2010年1月12日の415円の戻り高値からの下落トレンドの中で、2011年3月11日の東日本大震災直後の3月15日に126円でいったん底打ち。ここから8月1日の239円まで反発したあと下向きの先細三角形(A)の下げ方となりました。この煮詰まったところで2012年9月5日の62円、10月15日の61円とダブル底を形成して12月6日に78円で買転換が出現し、今年の1月31日に140円まで上昇、下向きの先細三角形(A)を上放れしました。ここから4月2日の101円まで押し目を入れて4月23日に164円まで反発するものの、再下落となって6月27日に102円まで下落し、ダブル底の形となって7月5日に123円で買転換出現となりました。

日本冶金工業