8604 野村ホールディングス 東証1部

四季報2013年夏号によると、不動産を非連結化。株手数料拡大。預かり資産増え投信関連手数料も着実。社債発行など裾野広がる。欧州、アジアの利益浮上まだだが、次第に経費減効果表出。下期に相場一服でも利益好伸。増配濃厚。

2011年11月24日の223円で底打ちとなり、2012年3月19日に417円まで上昇しました。その後6月4日の241円、7月25日の245円と2点底を作って上向き先細三角形(B)を形成し、11月16日の316円で上放れとなり、アベノミクス相場による急騰となりました。

今年の3月25日の608円まで上昇して一服した時点で、オフィス出島の有料サイトで4月1日に買いポイント520~550円台、利食いポイントを(短期)590~610円(中期)670~700円として推奨しました。

結果的に、4月2日に535円の安値をつけて大幅上昇となって、5月22日に980円まで上昇し、2009年6月15日の934円の高値を更新しました。ここをピークに日経平均の急落につれ安し、6月27日には659円まで下落して反発し、7月1日に750円で買転換出現となりました。

野村ホールディングス

6501 日立製作所 東証1部

四季報2013年夏号によると、国内原子力が苦境、1月に火力発電分離。一方で建機と電子装置が回復、自動車関連も改善。金属在庫評価損と情報の赤字案件解消。原価低減と円安効果で販価下落こなす。増益。ルネサス持分損ない。

2009年2月24日の230円、12月1日の227円とダブル底の形を作って上昇トレンド(A)を形成していました。この中で、2012年10月15日の401円を安値に短期の上昇トレンド(B)へ移行、今年2月15日の505円を安値に急伸となって上昇トレンド(A)を上に抜け、5月20日に801円の高値をつけて日経平均の急落につれ安しました。6月7日の611円、6月27日の608円でダブル底に近い形となって反発し、7月2日に674円で買転換出現となっています。

6月4日にここからの下げは限定的だとし、上昇幅の1/3押し(668円)水準から1/2押し(600円)水準の間での買いとなり、オフィス出島の有料サイトで買いポイント(1)640~660円台(2)610~630円台を設定して、利食いポイントを(短期)700~750円(中期)780~830円としました。

結果的に、6月7日に611円、6月27日に608円まで下げて反発となっています。

日立製作所

7202 いすゞ自動車 東証1部

四季報2013年夏号によると、商用車出荷56・7万台(前期比6%増)と過去最高。東南アでの販売高水準。国内は復興需要向け底堅い。タイのピックアップ販売も好調維持。原価低減活動寄与、円安も追い風。営業益続伸。増配。

2010年7月22日の240円の安値より(1)→(2)の緩やかな上昇角度から、2012年10月3日の366円を安値にアベノミクス相場による円安への転換を受けて角度の大きい上昇トレンド(A)となっています。この中で、今年の2月7日に643円の高値をつけたあと4月2日の521円まで押し目を入れ、ここから急伸となって5月16日には918円まで上昇しました。当面は、ここをピークに日経平均の急落につれ安し、為替もいったん円高へ大きくブレたことで、6月25日には630円まで下落しました。

去年10月3日の366円から今年5月16日の918円までの1/2押し(642円)を少し切る630円まで上がって上昇トレンド(A)にサポートされ、ここから急反発となって7月3日に750円で買転換出現となりました。押し目買い有利の形と考えられます。

いすゞ自動車

7256 河西工業 東証1部

四季報2013年夏号によると、自動車内装部品は国内向けで落ち込むが、北米、アジアを中心に海外続伸。円安カサ上げ効果も。前期の北米生産体制混乱は収束にメド、残業代や外注費など一時費用が大幅減。営業増益。為替差益減る。

2011年7月20日の629円を高値に11月24日の350円まで下落し、ここから2012年5月23日の490円まで戻したあと下向きの先細三角形(A)を形成しました。この中で、2012年10月10日の284円で底打ちとなり、もみあって11月12日の293円で2点底となりました。ここからアベノミクス相場による円安を受けて急反発となり、今年2月8日の467円まで上昇しました。ここからいったん調整となり、2月15日の387円まで下げた後は三角保ち合い(B)となって上放れし、5月20日には683円まで急騰しました。ここを当面のピークに日経平均の急落につれ安し、円高へのブレもあって6月7日には438円まで下落しました。500円を挟んでもみあっていましたが、6月27日に476円の安値をつけて、6月28日に510円で買転換出現となりました。

河西工業

8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 東証1部

四季報2013年夏号によると、債券売買益約2,000億円減。国内は利ザヤ縮小続く。ただ海外事業続伸。円安もプラス。投信販売や投資銀行業務など手数料収入増。証券改善、消費者金融上向き。減益だが利益高水準。1円増配。

2009年5月11日の699円の高値からの下降トレンドが、2010年4月15日の520円を高値にした緩やかな下降トレンド(A)に移行し、その中で2011年9月6日の322円で底打ちとなりました。この水準でもみあったあと上放れとなって下降トレンド(A)を上に抜け、2012年3月16日に448円の戻り高値をつけました。ここから再下落となってこの年の6月4日の328円、11月14日の345円と2点底となり、12月7日に383円で買転換出現し、アベノミクス相場の金融緩和のテーマ株の1つとして急騰しました。3月12日の592円の高値をつけて押し目を形成している時点で4月2日に、オフィス出島の有料サイトで買いポイント(1)510~540円とし、利食い目標を(短期)580~600円(中期)650~680円として推奨しました。

結果的に、4月3日に534円、4月4日に536円の安値をつけて反発し、そのまま急伸して2009年5月11日の599円もクリアーし、5月15日に750円まで上昇しました。ここから日経平均の急落に合わせて大幅下落となり、6月3日には555円の安値をつけ(1/2押しで548円)、600円水準を高値にもみあって小さな三角保ち合い(D)を形成していましたが、先週末の28日(金)に612円で買転換出現となりました。

三菱UFJフィナンシャル・グループ