8703 カブドットコム証券 東証1部

四季報秋号によると、先物・オプション復調。が、株式市況の低迷が想定超で、主力の株式手数料落ち込む。手数料値下げ効果でも補えない。FXは店頭取引が苦戦。新ツール投入効果も限定的。私設取引システム(PTS)撤退の通期寄与も及ばず一転、営業減益。

チャートをみると、2010年3月31日の514円の高値からの大きな下降トレンド(A)の中にあります。この中で2011年9月14日に200円の安値をつけ、今年の3月15日の323円まで上昇し、再下落となって6月4日には202円まで下落しました。ここからは、上値は6月21日の250円を押さえられているものの、下値を徐々に切り上げる順上げの逆三尊の形となっています。6月21日の250円を終値で上回れば逆三尊天井(三点底)が確定して上放れの形となります。3月15日の高値期日も通過しています。

日銀も金融緩和を実施し、世界的な金融緩和からいずれ株式市場に資金が流れてくる確率は高いと考えられます。

カブドットコム証券

7971 東リ 東証1部

9月24日四季報速報によると、会社は9月19日に上期の売上高を期初計画の380億円から395億円へ、営業利益を同4億円の赤字から2.5億円の黒字へと見通しを増額。通期については売上高を期初計画の830億円から845億円、営業利益を12億円から19億円と増額した。塩ビ床材が想定以上に好調で2013年3月期の営業利益が大幅に上放れ。

チャートをみると、過去2年の動きは2010年10月21日の121円を安値の基点とし、2011年3月25日の206円を高値の基点とする三角保ち合い(A)になっていました。この三角保ち合い(A)の中で、9月6日に143円の安値をつけたあと、9月19日の業績の上方修正を受けて△18の172円で買転換出現となり、この三角保ち合い(A)を上放れした形となりました。9月21日に180円まで上昇して、3月27日の180円と同値となったあと一服していますが、チャートからは買い有利の押し目買いと考えられます。

東リ

8341 七十七銀行 東証1部

四季報秋号によると、仙台拠点で東北地方最大地銀。個人預金の増勢続く。貸出金は企業向け、住宅ローンとも資金需要本格化まだ先。与信費用は通期60億円見込むが、徐々に引当金戻入益も発生。株式減損は債券売却益で相殺。

チャートをみると、2010年4月26日の559円の高値からの下げ方は、急角度の下げが(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)と徐々に穏やかになり、今年の8月3日の290円、9月6日の289円とダブル底の形で底打ちとなり、9月25日の329円で買転換となっています。押し目買いの形と考えられます。目先は、386円でダブル天井の形となっていますので、ここを一気に抜けると上放れとなりますが、多分この水準ではいったん止まるところだと思われます。

七十七銀行

8151 東陽テクニカ 東証1部

四季報秋号によると、エレクトロニクス関連中心の計測器の輸入専門商社。情報通信の需要増。好採算の自動車向け堅調持続。増益。増配。13年9月期は電磁測定横ばい。が、スマホ対応のインフラ投資拡大で基地局向け測定器が増。自動車向け、海洋測定も好調。営業益続伸。

2011年以降のチャートの動きをみると、3月11日の東日本大震災で3月15日の568円までの急落で底打ちとなり、9月9日には915円まで反発しました。その後は、柴田罫線では776~910円のボックス相場となっています。直近では、6月4日に770円の安値をつけたあと7月10日の903円まで上昇し、もみあって9月26日に865円で売転換出現となっています。ボックスの下限(770~800円)への接近待ちとなります。

東陽テクニカ

8111 ゴールドウィン 東証1部

四季報秋号によると、アウトドアは山ガール向け一服でも旅やランニング向け開拓で続伸。アスレチックも五輪効果で競泳水着『スピード』など盛り返す。直営店比率増え返品ロス低減が想定以上。会社営業益は過小。増配。

過去2年間のチャートの動きをみると、2010年10月28日の149円の安値から2011年2月14日の333円まで上昇後、三角保ち合い(A)となり、この中で10月5日の240円を安値に上放れとなって、今年の3月9日の562円まで急騰となりました。この562円をピークに8月13日の350円まで下落し、9月3日の519円まで反発となり、この水準でもみあって9月25日の506円で2山目を作り、9月26日に474円で売転換出現となりました。562円を高値、350円を安値とする三角保ち合い(B)となりつつあるようにみえますので、400円水準までの下げを待って買うのが基本となります。

ゴールドウィン