2267 ヤクルト本社 東証1部

2008年10月3日の3,500円を高値にリーマンショックを受けて急落となり、2008年11月21日の1,657円まで下落して反発となり2008年12月24日の2,030円まで戻すものの再下落となり、2009年3月3日の1,425円で底打ちとなりました。このあとの反発で2009年3月27日の1,960円、2009年6月8日の1,950円と二山を形成し2009年7月14日の1,712円までの浅い押し目となって、この二山を上に抜け2009年8月31日の2,380円まで上昇しました。上昇する時の典型的なパターンに、二山を形成して直近の安値を切らず、二山を上に抜けて大きな上昇となるパターンがあります。2009年8月31日の2,380円まで上昇したあと右側に向いた末広がり三角形の保ち合いとなって上放れとなり、2009年12月3日に2,890円の高値をつけました。今年1月28日の2,502円まで押し目を入れて再上昇となるものの、3月15日に2,809円の二番天井となって3月24日に2,692円で売転換出現となり、1月28日の2,502円を下に切って5月25日の2,135円まで下落しました。ここから戻りにはいって6月4日に2,360円で短期の買転換出現となり6月29日の2,552円まで上昇するものの、もみあいとなって7月9日に2,517円をつけて下落となっています。ここからは6月29日の2,552円を終値で抜ければ一段高、逆に7月1日の2,362円を終値で下に切ると一段安という状況にあります。

業績は6月10日の四季報では海外の主力のメキシコが底入れ、中国、インドネシアが伸び、今期も営業増益で創業75周年記念配となっています。

ヤクルト本社

3606 レナウン 東証1部

2008年8月7日の369円の戻り高値から、9月にはリーマンショックを受けて暴落となり、2008年10月23日の107円で底打ちとなりました。ここから2008年11月5日の199円まで自律反発したあと再下落となり大底圏で三角保ち合い(B)を形成し、それが煮詰まって2009年4月6日に139円で買転換となって上放れし2009年6月30日に235円の高値をつけました。この水準でもみあって2009年7月23日に230円の戻り高値をつけ二山形成となって2009年9月3日に178円で売転換が出現し、2009年11月26日には120円の安値をつけました。ここから緩やかな上昇トレンド(C)を形成していましたが、今年4月13日に193円をつけて4月19日に172円で売転換となり、上昇トレンド(C)を下に切って5月19日に140円の安値をつけました。5月24日に中国の三東如意の買収報道で△50円の191円とストップ高となって買転換が出現し、そのまま買いが集中して暴騰相場となり、6月3日に468円まで上昇しました。業績は前期に続き今期も赤字で期待が先行して買われたマネーゲームによる上昇ですので、6月9日の311円まで急落したあと、ここから三角保ち合い(D)となって再び下落となり、ろく売も加わって7月16日には250円まで下落しました。

レナウン

7272 ヤマハ発動機 東証1部

2008年6月6日の2,290円の高値からの下降トレンド(A)の中でリーマンショックを受けて暴落となり、2008年10月28日の710円でいったん止まって、2008年11月5日の1,210円まで反発となりました。ここから下向きの三角形の保ち合い(B)となって、この煮詰まった2009年3月12日の730円で底打ちとなって反発し、上放れとなって角度の高い上昇トレンド(C)を形成しました。2009年6月12日の1,260円まで上昇したあと、当面のピークとなって上昇トレンド(C)を下に切り2009年7月13日の903円まで下落し、ここから上下の幅の大きい緩やかな上昇トレンド(D)に移行しました。この上昇トレンド(D)の中で今年の3月31日に1,450円、5月12日に1,444円とダブル天井の形となって下落し、6月3日に1,339円で売転換となって、さらに下げ幅を拡大し7月16日に1,090円でろく売出現となりました。目先は、上昇トレンド(D)の下値斜線にサポートされるとしたら1,040円水準はいったん止まるところです。ここを切ると、2009年11月25日の965円、その下は2009年7月13日の903円が下値ポイントとなります。現在は、今年5月12日の1,444円からの下降トレンド(E)を形成してきていますので当面戻り売りが続く形といえます。

ヤマハ発動機

4716 日本オラクル 東証1部

2006年12月13日の5,830円の高値からの下降トレンド(A)の中で、2008年9月19日の5,020円の戻り高値直後にリーマンショックが起こり、2008年10月10日の3,350円まで急落しました。すぐに反発となって2008年11月5日の4,810円まで戻るものの下降トレンド(A)にアタマを押さえられ、再急落となって2009年2月25日の2,995円まで下落となって、ここで底打ちとなりました。底値圏でもみあったあと反発となって2009年3月4日に3,270円で買転換が出現し、上昇トレンド(B)を形成しています。この上昇トレンドの中で2009年11月11日に4,280円まで上昇したあと日柄調整となり、2009年12月11日の3,810円、今年1月26日の3,815円とダブル底の形を作り、再上昇となって4月26日に4,705円の年初来高値をつけました。ここから5月27日の4,060円まで値幅調整して反発し、7月9日に4,715円と年初来高値更新となったものの、すぐ上には強力な上値抵抗ゾーン(4,760~4,860円)があり、4月26日の4,705円に対するダブル天井の形となって反落し、先週末の7月16日(金)に4,545円で短期の売転換となりました。上昇トレンド(B)の中での動きであり、5月27日の安値4,060円を切らずに浅い押し目となって反発し、7月9日の4,715円を上に抜けると上放れという形になります。また、年初に米国・親会社によるサン・マイクロシステム買収で早期に日本法人同意の統合も検討されており、経営統合あれば利益上乗せの見通し。

日本オラクル

8036 日立ハイテクノロジーズ 東証1部

2008年6月17日の2,715円からの下降トレンド(A)の中で、2008年9月24日の2,285円の高値からリーマンショックを受けて2008年10月28日の1,177円まで下落しました。ここから反発にはいるものの2008年11月28日の1,791円で下降トレンド(A)にアタマを押さえられ、再下落となって2008年10月28日の1,177円を下に切り、2009年3月3日の1,088円で底打ちとなりました。ここから反発となって2009年3月17日に1,267円で買転換が出現し、下降トレンド(A)を上に抜けて2009年3月27日の1,542円まで上昇し、2009年4月24日に1,332円の押し目をつけて再上昇となり2009年8月4日に1,939円の高値をつけました。2009年9月25日に1,939円とダブル天井をつけて急反落となり2009年11月30日の1,385円まで下落しました。

しかし、2009年は赤字転落となるものの2010年は業績急回復で黒字転換見通しで急反発となり、ダブル天井となっていたところを突破し2010年4月23日には2,222円の年初来高値更新となりました。4月16日に2,105円で売転換が出現し、5月26日には1,611円までの下落となりました。ここから6月16日の1,849円まで反発するものの、再下落となって7月2日には1,611円を切る1,602円まで下げて年初来安値更新となりました。現時点では、1,600円のフシと、2009年3月3日の1,088円からの上昇トレンド(B)にサポートされています。1,600円を切らずに戻りを試し、6月16日の1,849円を終値で抜けるとさらに上値を試すことができますが、1,849円を抜けることができなければ戻り売りの形となって、1,600円を切ると1,500円、1,400円水準が下値ポイントとなります。

日立ハイテクノロジーズ