2501 サッポロホールディングス 東証1部

2008年10月3日の834円の戻り高値から、2008年10月6日に769円で売転換出現となって2008年10月28日の423円まで急落しました。ここからいったん戻したあと上向きの先細三角形(B)を形成して、2008年12月22日に569円まであって、2009年1月6日に539円で再び売転換が出現し、2009年2月4日の290円で底打ちとなりました。大底圏で少しもみあったあと、2009年3月13日に337円で買転換が出現し、下降トレンド(A)を上に抜けて2009年7月28日に648円まで上昇しました。その後、2009年11月19日の402円まで下落して三角保ち合い(C)を形成し、徐々に煮詰まってきています。現在は、三角保ち合いの中で今年3月19日に475円でろあ買いがでて、戻りを試す展開となっています。当面は450~530円の動きが想定されます。キリンとサントリーの破談により、業界再編の目玉になる可能性があり、投資ファンドのスティール・パートナーが17.5%を所有しているため買われてくる可能性もあります。

サッポロホールディングス

1803 清水建設 東証1部

2007年2月22日の760円、2007年4月16日の820円、2007年8月9日の790円と三尊天井をつくって2007年9月5日の697円で売転換となり、2007年11月20日の421円まで下落しました。この後、2008年1月25日の568円まで戻した後は2008年6月17日に563円のダブル天井をつけ、緩やかな下降トレンド(A)となって、下値を切り下げ続けています。この中で、2009年11月27日の263円を安値に2009年12月17日に317円で買転換が出現し、短期の上昇トレンド(B)を形成しています。2009年4月17日には内需株物色となり受注底入れ期待から、清水をはじめ大手ゼネコン4社が高値更新となりました。この銘柄は2009年4月8日に413円をつけて上値のフシにほぼ到達してきました。あくまでも下降トレンド(A)の中での上昇にすぎず、本格的な戻り相場は、2009年5月7日の482円を上に抜いてからとなります。2009年11月27日の263円から今年4月8日の413円までの上昇幅の二分の一押しがあれば短期のリバウンド狙いとなります。

清水建設

3086 J.フロントリテイング 東証1部

4月13日(火)の大引け後2010年2月期決算と併せて、2011年2月期の連結純利益が前期比△13%の92億円になりそうだと発表しましたが3円の594円と反応しませんでした。チャート分析から、ここからはそのまま上値を追う形でないことが分析できます。2007年10月12日の1173円の高値から2008年3月17日の514円まで急落後、2008年4月7日の761円まで戻すものの、その後9月のリーマンショックから再下落となり、下降トレンド(A)を形成しました。この中で、2008年11月21日に312円の安値をつけたあと、緩やかな下げ角度(B)となって2009年3月4日に272円で底打ちとなりました。この2009年3月4日の272円から上昇トレンド(C)を形成して、2009年9月10日に572円で目先のピークをつけ、小さな三尊天井をつくって上昇トレンド(C)を下に切る急落となって2009年11月30日の356円まで下落しました。現在は、この2009年11月30日の356円に安値をつけて2009年12月24日に408円で買転換が出現となり、3つの空を明ける上昇(柴田罫線ではろく買いが3回)となって今年4月6日に607円をつけています。600円水準はフシがあり、緩やかな上昇トレンド(D)の上値斜線にもあたり、「3空は売り」という経験則もあり、どうしてもいったんの調整が必要となるところです。2009年11月30日の356円からの上げ幅の三分の一押しないし二分の一押しを待つところです。

J.フロントリテイング

7202 いすゞ自動車 東証1部

2007年7月12日の720円、2008年6月6日の599円を結ぶ下降ラインの中にあります。この中で、2008年6月6日の599円の戻り高値のあと、リーマンショックで暴落となり、2008年12月5日の97円でいったん下げ止まり、2009年1月8日の154円まで反発するものの再下落となって2009年2月23日の88円で底打ちとなって2点底を形成しました。ここから緩やかな上昇トレンド(B)を形成し、2009年8月31日には229円まで上昇して、このトレンドを上に抜けるものの円高が進んで調整入りとなり、2009年11月27日の138円まで下落しました。現在は、この2009年11月27日の138円からの上昇トレンド(C)となっており、今期は赤字縮小、来期はタイやインドネシアなどで販売が回復し黒字復帰するとの見方から上値を追っています。目先は300円水準までフシがありませんが、為替の円高が進めばいったん調整するところですので、押し目を待つところといえます。上昇トレンド(B)を上に抜けていますし、信用取引も0.70倍ですので押し目買い有利といえます。

いすゞ自動車

5191 東海ゴム工業 東証1部

2008年2月26日の2025円を戻り高値に下降トレンド(A)を形成していましたが、この中で、2008年6月19日の1534円を高値に、その後リーマンショックから暴落となり、下降トレンド(A)を下に切って、2008年10月28日に653円まで下落しました。ここから、2008年11月11日の950円まで反発したあと、この653円と950円を基点に下向きの先細三角形の保ち合いとなり、煮詰まったところで2009年2月10日に547円で底打ちとなり2009年3月11日に647円で買転換が出現しました。このあと上昇トレンド(C)を形成し、2009年8月4日に1,295円の高値をつけて調整入りとなり、2009年10月6日の885円、2009年11月27日の877円、今年1月28日の870円と3点底をつくったところで、1月28日の13:00に10年3月期の最終損益が黒字に転換したことを発表し△105円の1,000円となって買転換となりました。その後、2月22日に野村証券が目標株価を300円にしたことで、4月6日には1,340円まで上昇しました。ここからは過熱感から反落となり4月8日に1,201円で売転換が出現しました。業績は急回復が確認できているものの売り残216,500株、買残26,000株の信用倍率0.12倍であり、大きく下がればリバウンドだけでも狙えることになります。

東海ゴム工業