図:NY金 先物 (期近)日足チャート
単位:ドル / トロイオンス
Nymexの証拠金上げでパラジウム売られる(2017年6月26日(月)掲載分より)
やはりゴールドの1,250ドル割れには執拗に買いが入るようです。週初は先週の利上げの流れからの売りが続きましたが、実需の買いに下値が支えられたことにより、週半ばからは、諦めたショートの買い戻しが入り、再び1,250ドル台に戻して一週間を終えました。過去3週間で下げて終わらなかったのは今週が最初であり、ゴールドが1,300ドルで頭を打ってからの下げがようやくこの1,240-50ドル近辺で底値をみつけたという感じです。しばらく大きな材料はなく、マーケットはサマーホリデイシーズンに入ったこともあり、しばらくは動意薄な状態が続くかもしれません。
パラジウムがニューヨークで大きく下げました。CMEがパラジウムの証拠金を6,050ドルから7,150ドルへ18.2%、23日のマーケットクローズ後に上げると発表したため、投資家のロングの手仕舞いが入ったようです。歴史的にも大きなロングポジションがたっているので、この影響はまだあるかもしれません。
CFTC Commitment of Traders Report as of 20 Jun 2017(2017年6月26日(月)掲載分より)
右軸:投資家ポジション(トン)
左軸:ドル建てゴールド価格
投資家ロングポジションは655トンから518トンへ大きく減少。ちょうどFRBの金利上げによりゴールドが売られたことの影響。
目だった動きなし、下値では実需買いも(2017年6月23日(金)掲載分より)
昨日は1,246ドルで始まりましたが、アジアでは買戻しが先行し、1,254ドルまで上昇しましたが、その後はまた静かになり、欧米は下げモード、そしてNYで底を打って上がってきて一日がおしまいという昨日とよく似たパターン。1,250ドル割れではそれなりの実需の買いもあるようです。他は特に目立った動きはなし。マーケットは確実に夏休みモードにはいりつつあるようです。
今日のBitcoin(2017年6月23日(金)掲載分より)
ちょっと落ちついてきたかなってところ。でも相変わらず、ゴールドの価格を同じチャートに這わせると、ゴールドはほぼまっすぐの直線。。笑。
ゴールド上昇1,250ドル手前(2017年6月22日(木)掲載分より)
昨日もまた同じようなレンジでの取引でした。安値は昨日と変わらず1,240ドル手前。しかし買い戻しは昨日より強く、ニューヨークでは安値から1,248ドルのほぼ高値に近いところまで戻しました。やはりこの当たりは当面の底値になりそうです。北朝鮮に1年半拘束されてからほぼ意識ないまま開放されて戻ってきた米大学生が亡くなったことは、米国が北朝鮮に対して、直接的なアクションを取る引き金になるかもしれないという見方もあり、ゴールドを売らない理由にもなっているのでしょう。やっぱりディップは買いでいいのでは。
とここまで書いて(7時前)からスイムに行って戻ってきたらゴールド1,250ドル手前までジャンプしていますね。なぜか、ちょっとまだわかりません、それっぽいニュースもないし。
またパラジウムが上昇してきました。やはり一過性の上げではないですね。リースレートも高止まりしたままです。一番根底にあるのは需給ギャップなんでしょう。それに乗っている投資家がいるとしても。プラチナとの比価は1.04。絶対値でみても値差は40ドル。やはりパーになるのは時間の問題?
材料ない中薄商い(2017年6月21日(水)掲載分より)
ぱっとしないマーケットが続いています。アジアでは静かながらしっかり、しかしまた欧米で下落しました。といっても相変わらず狭いレンジの中での動きでした。原油が大きく下げ、ドルもしっかりというところで、ゴールドも特に新しい材料はありませんでしたが、売りが先行した形です。ゴールド、シルバーが下落基調、プラチナは動かず。パラジウムだけは上昇。プラパラ比価は1.05とじわじわと近づいています。
マーケットはサマーバケーションシーズン入りしているような感じですね。Summer Doldrums(夏枯れ)の季節になったようです。静か。
ドル・株続伸、ゴールド続落(2017年6月20日(火)掲載分より)
ドル高、株高が続き、ゴールドは続落となりました。このところの取引レンジの下限とみていた1,250ドルで一度はサポートされましたが(あっさり外れた。。)、ニューヨークでブレイク、その後ほぼ一貫して下げ続けて1,243ドルでニューヨークが終わりました。ドルインデックスが大きく上昇しており、年初から続いていたドルの下落トレンドに変化がみえてきたのかもしれませんね。ゴールド、シルバーは下げ基調、PGMはほとんど動かず。
円建てはいつものごとく円安・メタル安のためにほとんど動かず。じつはこれが一番の問題。上がっても下がってもいいから動いてくれないと誰もアクションを起こしません。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。