STEP1.8月の支出を確認し、仕分けする
いきなり「9月から節約しよう」と意気込む前に、まずは家計簿アプリやレシートなどで「8月中に使ったお金」を全て確認しましょう。家計簿をつけていない場合も、クレジットカードの明細、キャッシュレス決済の履歴などからできる限りお金の流れを把握します。
食費、水道光熱費、レジャー費、交通費、ガソリン代、子ども関連費など、全て費目別にチェックし、他の月と比べてどの費目の支出がどのくらい増えたのかをはっきりさせましょう。
ただし、このときに「通常より余計に使ってしまった生活費」と「夏休みならではのやむを得ない支出」を分けて考えるのがポイントです。
例えば、外食費がいつもより2万円かかっていた場合、その内訳が「夏休みの家族旅行での食事代」ならムダ遣いとは限らないはずですが、「ついフードデリバリーを利用しすぎた」といった理由であれば、今後改善すべき点が見えてきます。増えた分の支出から「夏休みに必要な支出」を差し引いた分を、9月から減らしていけるようにしましょう。
STEP2.「夏休み気分」を切り替えて、「平常運転」に戻す
9月からの家計を立て直すために具体的に取り組みたいのは、夏休みの延長線上にあった支出をカットし、意識を「平常運転」に戻すことです。次のような支出がないかチェックし、あれば対策を試してみてください。
・外食の頻度を段階的に落とす
夏休み中は子どもを連れての外食や、テイクアウト、フードデリバリーサービスを利用する機会が増えがちで、外食費が通常以上にかさみがちとなります。外食は夏休みのおいしい思い出として、9月からは頻度を落としましょう。
ただ、いきなり「外食禁止!」とするとストレスがたまり長続きしないため、まずは週4回を3回へ、さらに1〜2回へと、少しずつ回数を減らしていきましょう。
・「毎日のコンビニ習慣」をストップする
夏の暑さで冷たい飲み物やスイーツを都度買いしてしまっていた人は多いのではないでしょうか。一度に使うお金は少額でも、毎日積み重なれば無視できない金額になります。また、気軽にコンビニに入るクセがつくと、他のものまでつられて買う機会が増えてしまいます。
飲料は自宅から持ち歩く、冷たいお菓子はスーパーで割安な大容量パックをまとめ買いするなどの対策で、都度買いの頻度を落としていきましょう。
・「夏休みのお助けサブスク」の解約を検討する
夏休みの時間つぶしのために契約した定額制の動画配信サービスやゲーム、知育アプリなどを契約した家庭もあるかもしれません。それらの活用度合いを振り返り、9月以降も本当に契約し続けるべきか検討しましょう。
必要性を考えないままなんとなく継続すると、この先、不要な支出が積み重なることになります。また、「最初の1カ月の無料期間だけ」と思って契約したまま解約し忘れることもよくあるので、改めて契約状態を確認してみてください。
STEP3.8月中にしておくべき節約アイデアを実践する
STEP1の振り返りを踏まえ、9月の「費目ごとの予算」を決めましょう。
9月には祝日や連休(シルバーウイーク)があるため、再びレジャーや外食の機会が増えがちです。旅行などを予定している家庭は、その分を見越した予算設定が重要になります。「連休中に家族で2回は外食したいから、いつもより外食費を1万円増やしたい」といった目標を明らかにすることで、それ以外の出費をできるだけ抑えようという意識が働きやすくなります。
また、2026年9月は食品や生活用品などで今年最多品目の値上げが予想されています。そのため、夏のうちに次のような対策をして備えましょう。
・冷蔵庫を今からリセット!
秋を迎える前に、冷蔵室や冷凍室の奥に眠る冷凍食品や野菜を一掃しましょう。「使いかけのまま中途半端に残った野菜」「特売でまとめ買いしたことを忘れて冷凍室の奥に詰め込んだままの冷凍食品」などを発見したら、節約のチャンスです。
野菜を細かく切って肉と混ぜたヘルシーハンバーグ、半端な肉や野菜をどっさり乗せた具だくさんなうどんなど、「使い切り レシピ」で検索すればさまざまなアイデアが見つかります。
在庫を確認してから買い物するようにすれば、ダブり買いや買いすぎによる食品ロスを防げます。まず家に何が残っていて、これから買わなければならないものが何かを把握することは重要です。
・「9月から値上げするもの」を賢く買う
家にある在庫の状況を把握した上で、値上げ前に買うべきものをチェックしましょう。「メーカー名+2026年9月+価格改定」で検索したり、メーカーの公式サイトで「価格改定のお知らせ」といった通知を確認したりして、どの商品がどのくらい値上げされるか確認してみてください。
そして、値上げ前に買っておきたいものを選びます。主に「必ず使うわが家の定番品」「消費ペースの早い品や大量に使う品」「ある程度長く保存しても劣化しにくい品」といった基準で、わが家に必要なものを使い切れるだけ買うようにしてください。
注意したいことは、値上げ前に買いたいからと不要なものや使い切れない量まで買ってしまうことです。適正に使い切れなければ、結局はムダな支出になってしまいます。
また、適切に保管できるかどうかも確かめてから買い物に行きましょう。9月にふるさと納税や株主優待などで冷凍食品が大量に届くような予定があるなら、大量に冷凍食品を買い置きしても後から困った事態になりかねません。
まとめ:夏にふくらんだ家計を見直し、秋からため家計をスタートさせよう
夏休みの出費は、家族旅行など思い出づくりとして必要なものもあるため、一律にムダとはいえません。大切なのは、過ぎたことを悔やむのではなく、8月の支出を把握した上で、9月以降の家計をどう立て直すかです。9月以降減らせる支出を見つけ、工夫していきましょう。
また、連休のある9月はあらかじめ余裕のある予算設定をすることで、秋以降のムリのない家計につなげやすくなります。さらに、値上げが続く今は、家にあるものを確認してから賢く買い物することも有効な節約法です。
これらを取り入れ、夏にふくらんだ家計をスムーズにリセットしてみてください。
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