昨日(2015年8月28日)の動向

中国を震源地とする世界同時株安で先週月曜日には122円台から6円近く急落した米ドル/円ですが、一週間かけてそのギャップをほぼ埋めるまでに回復しました。週後半に発表された米4-6月期GDPが予想を上回る強さを示したこと、そしてフィッシャー・FRB副議長が9月利上げの可能性に含みを持たせたことが米ドル/円の支えとなりました。
夏休みが終わり、9月相場が始まる今週は、重要指標が目白押しです。
豪、カナダ、ユーロ圏の4-6月期GDP、ユーロ圏とスイスのCPI、そして金曜日には米国とカナダの8月雇用統計が控えています。また、RBAとECBが政策金利を発表しますが、両中央銀行とも据え置きの見込みです。

2015年8月28日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 120.988 121.583 120.654 121.581
ユーロ/円 136.056 136.607 135.298 135.991
豪ドル/円 86.720 87.320 86.040 87.122

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年8月31日)の展望

【米ドル/円】

先週金曜日の米ドル/円の高値は121.58円。チャイナショック急落前の月曜日オープン(121.95円)とほぼ同レベルまで回復しました。
上値のターゲットは、まずは月曜日高値122.00円レベル、その次は21日(金曜日)の高値123.50円レベルになります。下値は先週金曜日の安値近辺である120.60円レベルをしっかり維持できるかに注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 122.00 123.00 120.00 118.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円の金曜日の終値は136.09円。先週月曜日の始値と比べると、まだ300ポイント近くユーロ安/円高の水準に位置しています。
下値のターゲットは8月の安値135.00円を下抜けするか、また上値のターゲットは136.50円レベル、 137.50円レベルになります。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 136.50 137.50 136.50 137.50

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

先週月曜日89.09円でオープンした豪ドル/円の金曜日の終値は87.12円。チャイナショックで7円以上下落した豪ドル/円ですが、60%近く回復しました。
上値ターゲットは月曜日の高値圏89.50円レベル、そして90.50円レベル、下値ターゲットは金曜日安値にあたる86.00円レベル、その下は85.00円レベルになりそうです。
また今週火曜日にはRBA政策金利発表があります。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 89.50 90.50 86.00 85.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年8月31日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年8月31日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 18:00 (欧)8月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) 0.1% 0.2%
★★ 22:45 (米)8月シカゴ購買部協会景気指数 54.5 54.7
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します