昨日(2015年8月19日)の動向

7月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想の0.2%上昇を下回る0.1%の結果となったことやFOMC議事録が原油価格下落による影響からインフレ見通しに慎重姿勢となるなど、ハト派的な内容となったことを受けて9月の利上げ観測が後退。米ドル/円は、一時123.70円レベルまで下落となり、米ドル売り優勢となりました。一方、米原油在庫の増加による原油安を受けて資源国通貨であるカナダドルや豪ドルは軟調な展開となりました。

2015年8月19日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 124.387 124.467 123.683 123.871
ユーロ/円 137.149 137.830 137.062 137.734
豪ドル/円 91.322 91.475 90.735 91.013

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年8月20日)の展望

【米ドル/円】

FOMC議事録がハト派的な内容となったことから123円台へ下落となりましたが、12日安値である123.80円レベルでサポートされています。上値では124.80円や125.30円を上抜けるか注目です。一方、下値ではサポートとして機能している123.80円レベルをしっかり下抜けると、123円ちょうども視野に入ってくる可能性があります。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 124.80 125.30 123.80 123.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

上値では138円ちょうどにある5日移動平均線を回復できるか注目です。下値では25日移動平均線が位置する136.60円レベルがサポートとして機能するか注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 138.00 138.50 136.30 136.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

中国経済や商品市況の動向に左右される展開となりそうです。上値は節目の92円ちょうど、下値は91円ちょうどや90.40円レベルなどが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 92.00 92.50 91.00 90.40

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年8月20日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年8月20日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 21:30 (米)前週分新規失業保険申請件数 27.0万件 27.4万件
★★ 23:00 (米)8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 6.8 5.7
★★ 23:00 (米)7月景気先行指標総合指数(前月比) 0.20% 0.60%
★★ 23:00 (米)7月中古住宅販売件数(年率換算件数) 543万件 549万件
★★ 23:00 (米)7月中古住宅販売件数(前月比) -1.1% 3.2%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します