昨日(2015年8月11日)の動向
東京市場では、中国人民銀行が人民元中心レートを大幅に引き下げを発表。人民元売り、米ドル買いのフローが急速に強まり、米ドル/円は124.90円レベルまで上昇。海外市場では、短期筋の米ドル買いが観測されたことから米ドル/円はストップを巻き込んで一時125.20円付近まで上値を拡大。人民元切り下げ報道により中国先行きが懸念される一方で、FRBの利上げスタンスへの影響は軽微との見方もでており、米ドル/円は一日を通し強い地合いを継続する展開となりました。
2015年8月11日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 124.592 | 125.201 | 124.525 | 125.125 |
ユーロ/円 | 137.292 | 138.360 | 136.795 | 138.150 |
豪ドル/円 | 92.365 | 92.693 | 90.973 | 91.352 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年8月12日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は終値ベースでも125円レベルに乗せてきており、年初来高値の125.85円レベルが視野に入ってきております。下値サポートは米雇用統計発表後につけた安値124.10円レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 125.85 | 126.00 | 124.10 | 123.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
EU関係者がギリシャと債権者が条件で合意したと述べたとの報道を受けユーロは堅調。上値目標は6月末にギリシャ支援協議決裂報道で下落する前のレベル138.80円レベルを目指す展開となりそうです。下値は日足50日移動平均線が位置する137.10円レベルがサポートラインとして機能するかに注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 138.80 | 140.00 | 137.10 | 136.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
人民元切り下げを受けて貿易関係の深い豪ドルは急落する展開となりました。上値は大台92円レベルまで回復できるかどうかが焦点となりそうです。下値は日足ボリンジャーバンド-1.00σが位置する90.40円レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 92.50 | 93.20 | 91.10 | 90.40 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年8月12日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年8月12日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 8:50 | (日)日銀・金融政策決定会合議事要旨 | - | - |
★★ | 14:30 | (中)7月小売売上高(前年同月比) | 10.6% | 10.6% |
★★ | 17:30 | (英)7月失業率 | 2.3% | 2.3% |
★ | 20:00 | (米) MBA住宅ローン申請指数(前週比) | - | 4.7% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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