昨日(2015年8月4日)の動向

東京市場ではオーストラリア中央銀行(RBA)が金融政策発表において政策金利は据え置いたものの、声明で「主要商品価格の下落によって豪ドルは調整しつつある」と、ややトーンを弱めた形に豪ドルは急上昇し、豪ドル/円は91円台へ上昇しました。米ドル/円は動意に欠け124円をはさんでの取引となりました。海外時間では、ロックハートアトランタ連銀総裁が9月の利上げを示唆する発言があり、マーケットは米ドル買いの流れが強まり米ドル/円は124.40円レベルまで上昇、クロス円は逆に対米ドル通貨での下落によりやや値を戻す形となり、ユーロ/円は直近の安値135.50円を割り込む展開となりました。

2015年8月4日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 124.007 124.399 123.803 124.342
ユーロ/円 135.808 136.165 135.273 135.284
豪ドル/円 90.331 92.037 90.007 91.709

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年8月5日)の展望

【米ドル/円】

アトランタ連銀総裁の9月利上げ示唆発言があったものの、週末に雇用統計を控えており上値は限定的。依然として上値124.60円レベル、下値は123.50円レベルが争点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 124.60 125.00 123.50 123.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

アトランタ連銀総裁の利上げ示唆発言を受け、米ドル買いからユーロ/米ドルが下落したことで短期サポートの135.50円を割り込む展開となりました。次は135.00円でサポートされるかが焦点になりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 137.50 138.00 135.00 134.50

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

RBAの声明をうけ豪ドルは大幅に上昇。上値では6月25日の下落局面からの半値戻しのレベル92.50円を上抜けられるかが焦点となりそうです。下値は前日までのレジスタンスレベルの91円がサポートされるかどうかに注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 92.50 92.00 91.00 90.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年8月5日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年8月5日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 16:50 (仏)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)  52.0 52.0
★★ 16:55 (独)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)  53.7 53.7
★★ 17:00 (欧)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)  53.8 53.8
★★ 17:30 (英)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)  58.0 58.5
★★ 18:00 (欧)6月小売売上高(前月比) -0.2% 0.2%
★★ 18:00 (欧)6月小売売上高(前年同月比) 2.0% 2.4%
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数(前週比) 0.8%
★★★ 21:15 (米)7月ADP雇用統計(前月比) 21.5万人 23.7万人
21:30 (加)6月貿易収支  -29億カナダドル -33.4億加ドル
★★ 21:30 (米)6月貿易収支  -430億ドル -418.7億ドル
★★★ 23:00 (米)7月ISM非製造業景況指数(総合)  56.2 56.0
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します