昨日(2015年7月16日)の動向

米新規失業保険申請件数の減少に加え、イエレンFRB議長が議会証言で年内利上げの可能性を再度示唆したため、9月の利上げ観測が浮上。米ドル/円は、米金利上昇期待から一時124.17円レベルまで買われ、その後も124円台をキープして推移。ユーロ/米ドルもドラギECB総裁が会見で、量的緩和(QE)を継続する方針を表明したため、米欧金利差拡大から、ユーロを売って米ドルを買う動きが活発化し、ユーロ/米ドルは一時1.0855ドルレベルまで下落となりました。

2015年7月16日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 123.766 124.178 123.728 124.112
ユーロ/円 135.490 135.876 134.742 134.973
豪ドル/円 91.273 92.198 91.016 91.887

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年7月17日)の展望

【米ドル/円】

イエレンFRB議長が再度「年内の利上げが適切」と発言したことから、9月の利上げを織り込む形で米ドルが上昇しています。目先のポイントは、6月24日高値である124.40円レベルを上抜けることができるかに注目が集まっています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 124.40 124.80 123.00 122.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日のECB理事会では、引き続き異例の緩和政策を維持と決定したため、米国との金利差拡大を背景としたユーロ/米ドルでのユーロ売りが出やすく、ユーロ/円の上値圧迫要因となっています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 135.80 136.40 134.80 133.70

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

米国の早期利上げ観測から豪ドル/米ドルの売りが続いていましたが、サポートラインである0.7350ドルレベルで一旦反発したことから、豪ドル/円も92円台へと上昇しています。テクニカル的には、直近の下落起点であった92.40円レベルを回復できるかに注目が集まっています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 92.40 93.40 91.80 91.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年7月17日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年7月17日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
18:00 (欧)5月建設支出(前年同月比) 0.0%
18:00 (欧)5月建設支出(前月比) 0.3%
★★ 21:30 (米)6月建設許可件数(年率換算件数) 115.0万件 125.0万件
★★ 21:30 (米)6月建設許可件数(前月比) -8.0% 9.6%
★★ 21:30 (米)6月住宅着工件数(年率換算件数) 110.6万件 103.6万件
★★ 21:30 (米)6月住宅着工件数(前月比) 6.8% -11.1%
★★★ 21:30 (米)6月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.3% 0.4%
★★★ 21:30 (米)6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 0.2% 0.1%
★★★ 21:30 (米)6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 0.1% 0.0%
★★★ 21:30 (加)6月消費者物価指数(CPIコア)(前年同月比) 2.2% 2.2%
★★★ 21:30 (加)6月消費者物価指数(CPIコア)(前月比) -0.1% 0.4%
★★★ 21:30 (加)6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 1.0% 0.9% 
★★★ 21:30 (加)6月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.2% 0.6%
★★ 23:00 (米)7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 96.0 96.1 
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します