2025年下期決算はほぼ市場予想通り、主力事業の収益化戦略を継続
| 現地コード | 銘柄名 |
|---|---|
| 09899 |
網易雲音楽 (ネットイースクラウドミュージック) |
| 株価 | 情報種類 |
|
156.60HKD |
株価 企業情報 チャート |
オンラインゲーム大手ネットイース(09999)傘下の音楽配信会社、網易雲音楽の2025年下期の売上高は前年同期比1%増の39億元と、市場予想を1%下回った。主力のオンライン音楽配信サービス事業は前年同期比8%増収(中核の音楽サブスクリプション収入は12%増)を達成したものの、ソーシャルエンターテインメント事業が17%減収と振るわなかった。
調整後営業利益率は23.2%と、市場予想通りの水準。BOCIはAI活用の強化を通じ、同社が差別化された若年層向けのコンテンツ、製品、収益化戦略の実行に取り組むとの見方。国内市場で競争が激化する中、長期価値を段階的に創出できると楽観視している。目標株価を大きく引き下げながらも、株価の先行きに対して強気見通しを継続した。
BOCIによると、同社は引き続き、差別化された音楽好き、特に若年層向けのプレミアム体験を優先していく見込み。具体的にはコンテンツの拡充、製品機能の革新、主に流通・レコメンドにおけるAIやテクノロジーの活用、市場競争が激化する中でのコミュニティーの強化などに注力する可能性が高い。
収益化の面では、投資利益率(ROI)重視の著作権の取得やユーザーの獲得、コンテンツ/ブランドマーケティング戦略を通じ、中核のサブスクリプションサービスの収益化に注力し、非サブスク分野においても段階的な収益化を図る見通しという。
BOCIはうち主力の音楽サブスクについて、純粋な有料ユーザー(PU)主導型から、2026年以降はPUプラス有料ユーザー当たり平均収入(ARPPU)という2本立ての成長エンジンに段階的に移行すると予想。
2026-27年の予想売上高を1%下方修正する半面、音楽サービス収入に関しては従来予想を据え置いた。調整後営業利益に関する予想もほぼ据え置いた上で、主に非営業項目の想定値引き上げを反映し、調整後1株当たり利益(EPS)を上方修正している。
2025年下期決算はほぼ市場予想の範囲内で、売上高は前年同期比1%増。オンライン音楽サービス収入は8%増加し(市場予想を4%下振れ)、内訳はサブスクサービスが12%増、非サブスクが7%減だった。ソーシャル事業の収入は前期比で5%上向いたものの、前年同期比では17%減。全体の調整後純利益率は23.4%と、市場予想と合致した。
BOCIは同社株価に対する強気見通しを維持しながらも、今回、目標株価を引き下げた。音楽事業とソーシャル事業の比重を75%、25%とし、目標算出ベースを2026年予想調整後株価収益率(PER)でそれぞれ20.0倍、8.0倍に設定した。新たな目標株価は2026年の予想調整後PERで17.0倍。2027年予想では同15.0倍となる。
一方、レーティング面の潜在リスク要因として、BOCIはコンテンツ供給の劣化、著作権パートナーの弱体化、非効率的な収益化、競争激化、規制強化などの可能性を挙げている。
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