昨日(2015年7月9日)の動向
東京時間序盤は、中国株安への警戒感から日経平均株価が一時600円安となる等、リスク回避の株安・円買いが優勢でしたが、中国当局による株価対策により、上海総合株価指数が大幅反発すると一転して株高・円売りとなり、米ドル/円は、121円台を回復し一時121.50円レベルまで上昇、クロス円も軒並み1円近くの上昇となりました。海外時間に入っても株高の流れは変わらず、米ドル/円は高値圏で堅調に推移しましたが、ギリシャの債務問題や中国経済の先行き懸念は払拭されておらず、NYダウが上昇幅を縮めると121.30円レベルへ値を戻す展開となりました。NY引け間際にギリシャが新改革案を10日に提出との報道があったものの、反応は限定的でした。
2015年7月9日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 120.688 | 121.575 | 120.468 | 121.324 |
ユーロ/円 | 133.678 | 135.068 | 133.300 | 133.828 |
豪ドル/円 | 89.597 | 91.019 | 89.159 | 90.312 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年7月10日)の展望
【米ドル/円】
中国の株価動向やギリシャの債務問題に左右される展開となりそうです。上値は、サポートラインであった121.70円レベルを回復できるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 121.70 | 122.00 | 120.40 | 120.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
10日に提出される予定であるギリシャの新改革案を見極めたいとの思惑から、134円を挟んだレンジ相場が続いています。新改革案の内容次第ですが、レンジ相場の上下限である135.00円レベルと133.10円レベルのどちらを抜けるかに注目が集まっています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 134.50 | 135.00 | 133.50 | 133.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
中国株の大幅反発により90円台を回復しましたが、引き続き中国株の動向に左右される相場展開となりそうです。テクニカル的には、直近もみ合った90.40円レベルがキーポイントとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 90.40 | 91.00 | 89.50 | 89.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年7月10日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年7月10日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 17:30 | (英)5月貿易収支 | -97億ポンド | -85.61億ポンド |
★★★ | 21:30 | (加)6月失業率 | 6.9% | 6.8% |
★★★ | 21:30 | (加)6月新規雇用者数 | -1.00万人 | 5.89万人 |
★ | 23:00 | (米)5月卸売在庫(前月比) | 0.3% | 0.4% |
★★★ | 1:30 | イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長発言 | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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